イームズチェアとは - ハーマンミラー製イームズ正規販売店 インテリアショップvanilla公式通販
今さら聞けない、イームズとは
イームズと聞くと椅子の名前と思う人も多いと思いますが、実はデザイナーのチャールズ&レイ・イームズ夫妻のラストネーム(=苗字)からきています。
インテリア業界ではイームズをデザイナー名として使うことよりも、彼らがデザインした家具そのものを指すことが多いです。イームズが世に生み出したデザイン家具の大半は椅子でした。その中でもシェルチェアが最も代名詞とされています。
イームズは1950年代(ミッドセンチュリー期)、アメリカのオフィス家具メーカーであるHermanMiller(ハーマンミラー)からのオファーにより、数多くの家具をデザインしました。
当時では最先端技術を使用したデザインでしたが、現代のようにコンピュータによるデザインではなく、手や体でシルエットを確かめ、オーガニックと形容される優しいシルエットに仕上がっている椅子が多く、大きな話題となりました。
この時代に登場した家具をミッドセンチュリーという言葉で括られるようになったのは何十年も後のことです。
チャールズ&レイ・イームズ夫妻
イームズハウス。インテリア好きや建築に関わる方の多くが一度は行ってみたいと憧れるイームズ邸
イームズハウスから望むロサンゼルスのサンタモニカビーチ
イームズはインテリアそのもの
ハーマンミラーのゲストハウス「マリーゴールドロッジ」
1950年代、半世紀以上も前にデザインされた椅子は、今でもインテリアシーンに度々登場します。ミッドセンチュリーなインテリアと言えば、色のメリハリが際立ち、ブラウンやブラックといったダークカラーと、オレンジやレッド、イエローなどの暖色が効果的に使われているのが特徴。イームズの椅子がデザインされた時代もまさにそのようなインテリアがトレンドでした。
時代がすぎ2023年にはデンマークの家具ブランド「HAY」とのスペシャルコラボレーションが実現。定番にはないカラーリングをまとったイームズアイテムの販売がスタートしました。
人気の2ブランドのコラボレーションアートとの相性も抜群なイームズ
イームズチェアのシルエットはとてもユニーク。だからアートとの相性も抜群。床に家具が置かれただけの空間ではなく、壁にアートを飾るのがワンランクアップの秘訣。
vanillaオリジナルのタベストリーbottoなら、小難しいアートの知識を必要とせず気軽に飾れるからとてもおすすめ。
「ぼーっと眺められるオフアート」というコンセプトの布製ポスターは洗うこともでき、洗いざらしのしわさえもアジになるアイテムです。
布というちょっとラフな素材感がデザイナーズチェアの良い引き立て役となります。
現在では、イームズ=ミッドセンチュリースタイルという捉え方だけではなく、国境や時代を超えて、様々なシーンで使われるようになっています。ヨーロッパのアール・デコ調の空間にも、アジアンテイストな空間にも、和の空間にも、もちろん北欧スタイルにも。
イームズチェアは一スタイルを担うパーツではなく、もはやインテリアそのもの。あらゆるシーンに変化を与え、インテリアの完成度を底上げする最高のプロダクトと言えます。
日本でのイームズブームの到来
1990年代後半に入り、日本でもイームズの椅子が爆発的に知名度を上げ始めました。
きっかけは雑誌。まだインターネットがない時代の情報源は雑誌であり、雑誌に登場する見たことがないモノにはみんなが興味を持ち、足を使って実物を探す時代でした。
当時は木の椅子がいわゆる普遍的な「椅子」であったため、イームズのデザインは奇抜そのものでした。現代ではイームズチェアのあるシーンが珍しくなくなったため、誰もが気軽に選べる存在になりました。
脚で選ぶ
どうしてもお部屋の中で幅を利かせるパソコンエリアはよりコンパクトに。そんなスペースにはイームズのDSRが最適。軽いから片手で「ヒョイっ」と持ち上げられます。
もっとシンプルなイームズチェアをお探しならDSX。
レッグが最もシンプルなイームズチェアです。
当時は座面の下でX字に交差した構造でしたが、現在はH字の構造になりより頑丈な造りになってます。DSXのXはそのなごりなのです。
ロッキングという遊び心
ソファやテーブルなど大型家具は機能性重視で、なかなか冒険できない。そんなインテリアの遊び心を満たしてくれるのがアームシェルロッキング。仲の良い友人が訪ねてきたら、最初に座る椅子はお決まりのこの椅子。 おしゃれな部屋でよく見かけるちょっと自慢したくなるデザインです。
イームズ流ジャパニーズスタイル
ヴィンテージのイームズチェアで人気のある楽しみ方がLAR。通称キャッツクレイドルとも呼ばれるロースタイルですがこれまではヴィンテージのシェルにレプリカレッグを合わせるのが一般的でした。
ですが、イームズファンの数多くの声に応えるために2021年に正式に復刻販売がスタートしました。LARが加わったことで、イームズチェアの楽しみ方がさらに広がり、さらに多くの方に親しまれる存在になりました。
名作揃いのイームズデザイン
イームズのアイテムはシェルチェアだけではありません。
美しさと実用性を両立した家具は今でもたくさん存在します。そのほとんどにヴィンテージが存在し、それぞれにファンがいるほどの人気ぶり。
「装飾的なデザイン」が普及していた時代だからこそ、彼らのデザインが注目されているではないでしょうか。モノを大切にするという考えが常識的となってきた、現代価値にふさわしいアイテムです。
僕たちがイームズに惹かれるのは、彼のデザインが言葉を必要としないシンプルな美しさをもっているからだと思います。
また、わずかに感じる「ユーモア」も新たな魅力ではないでしょうか。
ハーマンミラー社製とヴィトラ社製のみが正規品です。
日本を含むアジアとアメリカにおけるイームズデザイン家具のほとんどはHermanMiller(ハーマンミラー)社製が正規品となります。
一部、ドイツのvitra(ヴィトラ)が製造と販売を手がける商品もありますが、vitra社製のイームズ商品は主にヨーロッパ圏に流通しています。この二社だけが「イームズシェルチェア」という正式な名称を使える正規品となります。
vanillaはHermanMiller社の正規代理店としてイームズの椅子を取り扱っておりますので、メンテナンスが必要になった際にもご対応しております。お客様と共に、イームズのデザインに愛着を持ち、末長くお付き合いさせていただきたいと思っております。
まず手に入れたいイームズの椅子はズバリDSR!
イームズの代名詞と言えるDSR(サイドシェルチェア)。 最もスタンダードで最も多く生産されているアイコン的な椅子です。
DSRは「ダイニング サイドチェア ロッドワイヤーベース」の略で、パリのエッフェル塔のような脚のデザインから、通称エッフェルベースとも呼ばれています。ちなみにサイドチェアとは肘掛のない椅子の総称です。
日本では、「椅子=ダイニングで食事の時に座るもの」というイメージが強いですが、海外では雰囲気を変えるインテリアとして椅子を使っています。一脚の椅子が与える印象はとても大きく、DSRは柔らかさとファッション性を持っています。現在ではウッドシェルと呼ばれる木製のシェルチェア(DWSR)も登場しているので、あらゆるインテリアに合わせやすくなりました。
繊細なのに安定感を感じさせる脚と類を見ないユニークな形のシェルの組み合わせはメリハリとなり、ファンション用語で言うYラインに値する最もポピュラーなスタイリングのひとつです。これは多くの人に無意識に「なんかオシャレ!」と感じさせる究極のバランスと言えます。
イームズの椅子を買うならこれ
定番中の定番。どんなシーンにも合わせられる洗練されたホワイト。初めての一脚や、ショップなどの業務用にまとまった数を検討中ならまず第一候補にしたいイームズチェアです。70年前から残っているこのデザインは、耐久性の高さも大きな特徴です。
ウッドベースがワンランク上の上品な雰囲気に。フローリングに木のテーブルならまず合わないことは無いでしょう。一般家庭のダイニングに、大人用として2脚選ばれることが多いタイプ。子供用にはトリップトラップを合わせるシーンが多いと思います。
イームズはきっと、生きている間にこの椅子を作りたかったはず!技術の進化によってようやく実現できた3次元曲線の突板張り。同じものは2つと無い天然の木目は多くのファンを魅了しています。サントスパリサンダーも非常に魅力的な木目です。
椅子以外でイームズアイテムをゲットするなら
壁に取り付けるカラフルなハンガー。イームズデザインの商品の中で最もお手頃な価格のアイテムです。
その名の通り、何でも掛けてしまえ!的な面白いコンセプト。ネルソンのボールクロックにも見られるカラフルなデザインで、オシャレ感とかわいさと実用性を兼ねそろえたアイテムです。
イームズが自邸で和食パーティを開くためにデザインしたお膳のようなテーブル。花瓶を低い位置に置いたり、床に座って過ごす時などに重宝するデザイン。和室にもよく合う、持ち運びが容易なテーブルです。
実用的なため、初めて手に入れるイームズプロダクトとしてもおすすめ。
旅好きなイームズがアパラチア山脈付近で見つけた民芸品。イームズのデザインではないですが、彼のお気に入りでイームズハウスの目立つ場所に飾られ、度々雑誌でも露出されていことから、vitraによって製品化されたものです。無駄がなくシンプルなフォルムですが、美しい曲線美が彫刻的でもあり、イームズが気に入っていた理由がよくわかります。
自分専用の椅子として買うなら
成型合板の名作中の名作。LCWはラウンジチェア ウッドの略。これ以上足すことも引くこともできないシンプルで完璧な彫刻的な造形美。
イームズファンの間では憧れの一品の一つ。初期のエヴァンス社が製造したものはヴィンテージとしての価値が非常に高く、30万円前後で取引されることも多々。改良を繰り返し、廃盤になることなく今日まで作り続けられているこの椅子は、買ったその日から自分で育てる未来のヴィンテージと言えるでしょう。
イームズラウンジチェア&オットマン
木目の個体差が大きいため、木目を選んで購入できる在庫販売を始めました!
整言葉で説明する必要のないイームズの超傑作。還暦祝いに父に贈るといった粋な実話も耳にするイームズのラウンジチェア&オットマン。世界中に愛用者がいるという数少ないリラックスチェアの代表格。
また、インテリアショップのスタッフに限らず、アパレルショップの方やデザイナー、建築家といったデザインに関わる人なら誰もが知っている椅子と言えます。
これまで数えきれないほどの椅子を見てきましたが、これを超える名作と言えるものは無いに等しいと言えるでしょう。そんな特別なチェアです。
アッセンブリ(組み立て)を待つラウンジチェアのパーツの山
木目の一期一会
自分専用の椅子として買いたいイームズLCWとイームズラウンジチェア&オットマン。vanillaではすぐにお届けできる在庫をご用意し、さらに木目を選んでお買い求めいただけます。長く時間を共に過ごすからこそ選びたい木目。ぜひお気に入り見つけてみてください。
vanillaオリジナルのオプションアイテム
より快適な座り心地と、ポップなカラーリングで見た目の変化が楽しめるvanillaのロングセラーアイテムです。しっかりとした厚みのあるファブリックを使い、必要最低限の厚みで作りました。イームズチェアはシェルの形が体にフィットするデザインですが、このパッドを座面に置くだけでより快適な座り心地が得られます。
厚すぎるとクッション性は高くなるものの、シェルの形状にフィットしにくく浮いて見えてしまうため、美観を優先しあえて薄いウレタンを使用しています。
長年イームズチェアを販売し続ける中で、最も多いお客様の要望から製品化したイームズシェルチェア専用のフローリングを保護するフェルトキャップ。靴を脱いで過ごす日本では、椅子の移動でフローリングに傷が付くことを嫌がる方がとても多いです。
市販の粘着タイプのフェルトは徐々に剥がれてしまうため、そうならない樹脂製のキャップを作りました。イームズのヴィンテージ品を所有の方は、床よりも脚の先端のグライズを保護するという目的の方も多いようです。
イームズチェアのウッドベース専用のグライズキャップ。先のグライズキャップの登場以来たくさんの方からウッドベース(正式名:ダウェルベース)のグライズキャップもリクエストをいただいてきました。
ダウェルのグライズはとても小さく、しっかりホールドさせるのが難しいパーツ。見た目も大きく変えず簡単に脱落しないアイデアは裏面のネジ穴にありました。HermanMiller社製ウッドシェル専用です!
イームズラウンジチェア&オットマンに憧れている方は多いはず。新築した際に思い切って、なんて方も。そんなイームズラバーのためにラウンジチェア&オットマン専用のグライズキャップもご用意しました。
できるだけデザインを邪魔しないように、本体を透明にしたフェルトキャップです。静かに優雅に、床を心配することなく寛いでください。場所を変える時も持ち上げずスライドするだけ大丈夫。