ルイスポールセンのPH5とPH5ミニの違いとは - vanilla
PH5とPH5ミニの違いとは?
ルイスポールセン(Louis Poulsen)の中でも特に人気のPH5シリーズですが、PH5とPH5ミニでどんな違いがあるのか、カタログや写真を見ただけではわかりにくいというお声も少なくはありません。
そこでこちらのページでは、PH5とPH5ミニの基本的な違いや実際の明るさの違いについて掘り下げていきます。PH5の魅力については特集ページをご用意しておりますのでぜひ合わせてご覧ください。
PH5とPH5ミニ基本スペックの違い
PH5とPH5ミニの違いについて、まずは基本的な商品の仕様を比較していきます。見た目のデザインはほぼ同じPH5とPH5ミニですが、その数字を見ていくと大きな違いがあります。
-サイズについて-
初めにPH5とPH5ミニのシェードサイズから。PH5は直径が50cm、PH5ミニは直径が30cmありますので、PH5ミニはPH5の約60%の大きさとなります。
一般的なダイニングテーブルの長辺を150cmと考えるとPH5の直径50cmは、その1/3にも匹敵するサイズになるので、開封したばかりで見慣れていないと、とても大きく感じます。一方でPH5ミニは直径30cmでA4用紙の長辺くらいのサイズで、見た目も可愛らしい大きさです。
高さはシェードの最下部から、トップシェードの上端まででPH5が26.7cm、PH5ミニが16.3cmとなります。ダイニングで吊るす際は、ダイニングテーブルの天板から、このシェードの最下部までの高さを60cmに調整するとバランスよく収まります。
一般的にダイニングテーブルに合わせるペンダントライトの直径は、テーブルの長辺の1/3程度が良いと言われています。実際に空間に吊るすと、テーブルとのバランスが美しく、ダイニングエリアを立体的に演出してくれるのがわかります。ペンダントライトを探す際はこの1/3という数字を基準に考えると選びやすくなります。
-重さについて-
サイズに続いて重さ。今回は実際に計りで測定をしました。PH5でトップシェードをつけた場合(コード加工なし標準仕様)で約1.7kg(シェードのみ:1.3kg)、PH5ミニでトップシェードをつけた場合(コード加工なし標準仕様)で約0.74kg(シェードのみ:0.49kg)となり、倍以上の差があります。
ペンダントライトの重さは天井につける場合はあまり気をつけなくても問題はありませんが、簡易取付け式のライティングレール(ダクトレール)を使う場合、耐荷重が設定されていたりするのでお使いの方は確認が必要です。
-電球について-
次は使用する電球について。ソケットのサイズが異なるため、使用する電球もPH5とPH5ミニで違いがあるので、電球交換をする際はご注意ください。PH5では口金サイズが「E26」で「100W相当」、PH5ミニでは口金サイズが「E17」 で「60W相当」のLED電球が付属されます。
特に「口金サイズ」は合わないと取り付けができませんので、替え電球を探すときは必ず同じものを選ぶようにしてください。
明るさについては好みでお好きな電球(指定の消費W数以下)を付けることも可能ですが、PH5本来の明るさを楽しむのであれば、メーカー推奨の明るさ(W数)がおすすめです。また、他にも電球色(光の色味)かどうか、光の方向(全方向)かも選ぶポイントになります。
PH5とPH5ミニの明るさ比較
ここからは実際に点灯した状態で比較をしていきますが、今回は明るさの比較にフォーカスしますので純粋に1灯のみの明るさで比較紹介していきます。使用するテーブルはvitraのEMテーブルで天板のサイズは200×90cm、室内は他に照明器具などがない状態です。
PH5の場合
シェードの真下(テーブル中央)の位置で明るさは約610ルクス。照らせる範囲から見ても150cmくらいのダイニングテーブルであれば、1灯でテーブルの上は十分です。
PH5ミニの場合
シェードの真下(テーブル中央)の位置で明るさは約410ルクス。やはり明るさも照らせる範囲もPH5よりは小さくなりますので、150cm以上のテーブルであれば複数吊るすのがおすすめです。
PH5ミニにはない、PH5独自のカラー
PH5とPH5ミニは基本的に同じカラーが揃いますが、下記カラーはPH5のみラインナップされています。2024年現在で、PH5は21色、PH5ミニは17色からお選びいただけます。