ルイスポールセン(Louis Poulsen)ダイニングテーブル別 PH5とPH5ミニの明るさ比較 | インテリアショップvanilla
ダイニングテーブル別
PH5とPH5ミニの明るさ比較
おうちの中で家族の団欒の中心となる場所といえばダイニング空間。そのダイニング空間に欠かせないのがダイニングテーブルとペンダントライトですが、選ぶ際にテーブルの大きさに対してどのくらいの明るさが必要か、ペンダントライトは何灯吊るせばいいのか、迷ったことはありませんか?
テーブルもペンダントライトも長く使っていくからこそ、選ぶときに失敗はしたくありません。こちらのページでは、ペンダントライトの名作ルイスポールセンの「PH5」と「PH5ミニ」を使い、様々なサイズのダイニングテーブル別の明るさの比較を行っていきます。
イームズコントラクトベース(90.5cm)
ミッドセンチュリーを代表するダイニングテーブルといえばイームズのコントラクトベーステーブル。工業デザインながらも、細かいディテールが詰まったロングセラーデザイン。Φ90.5cmは2〜3人で使いやすく、一本脚のデザインなので椅子で囲みやすいのも魅力。
-PH5の場合-
テーブルの直径の半分を超えるシェードの大きさということもあり、明るさは十分ですがテーブルとのバランスに好みが分かれそうです。キッチンカウンターなどがなく、キッチン空間自体も明るさが欲しい場合はPH5のお大きさがあるとよさそうです。
-PH5ミニの場合-
テーブル直径の約1/3ということでバランスは良いです。明るさもテーブルの端まで届いているのがわかります。天板がホワイトなので、反射した光で周りも薄らと明るくなるのが白天板のポイントです。
マルニ60+ ラウンドテーブル(100cm)
木製の丸テーブルといえばマルニ60のラウンドテーブル。Φ100cmは3〜4人で使いやすいサイズです。オークの木目で日本生まれのデザインながらも北欧らしさも感じさせます。クロスの脚構造で安定感も抜群。
-PH5の場合-
テーブルの直径に対してシェードがちょうど半分の大きさです。光はテーブルの端まで行き届いており、4人で使っても明るさはバッチリです。
-PH5ミニの場合-
テーブルの直径の約1/3よりもシェードが少し小さくなります。明るさに不安が残る場合はPH5がオススメですが、テーブルとのバランスが美しいので、テーブルランプやフロアライトで明るさを補うコーディネートもオススメです。
Fritz Hansen スーパー円テーブル(100cm)
ピート・ハイン、ブルーノ・マットソン、アルネ・ヤコブセンの協業によりデザインされたスーパー円テーブル。正円でも正方形でもない絶妙なカーブを描く特徴的な天板と、細身のスパンレッグで軽快なデザインです。
使用するテーブル
Fritz Hansen
スーパー円テーブル 100×100cm
こちらは現在お取扱いをしておりません
-PH5の場合-
テーブルの横幅のちょうど半分がシェードの大きさということもあり明るさは十分です。テーブルがすっきりとしたデザインなので、PH5の存在感が際立ちます。テーブルの端までしっかりと照らしているので、2〜3人で使っても十分な明るさがあります。
-PH5ミニの場合-
テーブル直径の約1/3ということでバランスは良いです。また、正円ではないので同じ寸法100cmのラウンドテーブルよりも天板が広くなりますが、それでも明るさはテーブルの端まで届いているのがわかります。
カール・ハンセン&サン BA103(110cm)
カール・ハンセン&サンのBA103 プレルディア ラウンドダイニングテーブルは天板がお手入れがしやすいラミネート製、フレームはあたたかみ感じる無垢の木材で構成された、素材のコントラストが楽しめるテーブルです。白い天板でお部屋も明るい雰囲気にしてくれます。110cmのサイズは3〜4人で使いやすいサイズです。
-PH5の場合-
PH5の場合、大きさとしては天板の約半分のサイズということもあり、明るさは問題なく十分な照度を確保できています。白い天板なので、反射光が周辺にもほんのり広がります。
-PH5ミニの場合-
PH5ミニの場合も明るさは確保できており、見た目のバランスも美しいです。ただ、サイズが小さくなるので、周辺への広がりは弱く、ダイニングエリア全体の明るさも意識したい場合はPH5が良さそうです。
artek テーブル80A(120cm)
artek(アルテック)のテーブル80Aは幅120×60cmでテーブル兼デスクとしても使えるサイズです。幅はあるものの奥行きがコンパクトなので、賃貸などでスペースを有効活用したい方など、メインは一人使いとして、たまに来客あるような場合におすすめです。
-PH5の場合-
明るさは十分に確保できています。一般的なダイニングテーブルのように奥行きが80cm〜あればバランスも良いですが、テーブル80Aの場合はコンパクトなので、テーブルに対してのPH5が大きすぎるかもしれません。
-PH5ミニの場合-
PH5ミニの場合でも明るさは十分に確保できています。奥行きが60cmに対してPH5ミニが半分程度なので、PH5の場合と比べてバランスはいいように思います。
マルニコレクション Takoラウンドテーブル(120cm)
深澤直人デザインのTakoシリーズ。こちらのテーブルはオーガニックなデザインが特徴的で、エッジにもお椀のようなカーブが取り入れられています。直径120cmは4人〜で使えるサイズ。120という数字の大きさを感じさせない柔らかい雰囲気と、脚が内側に設計されているので、椅子も合わせやすいデザインです。
-PH5の場合-
テーブルの直径の1/3を確保できているので、明るさは十分に確保できています。テーブルとのバランスも美しく、家族団欒の中心の場所として相応しい組み合わせです。
-PH5ミニの場合-
テーブル中心は明るさが十分ですがテーブル端は薄暗く感じる方がいらっしゃるかもしれません。明るさに不安が残り場合はPH5がオススメです。PH5ミニの場合は高さをずらしての2灯吊なども可能ですが、電源の確保に準備が必要です。
カリモク60+ ダイニングテーブル(150cm)
vanillaでも定番と言っても過言ではない、カリモク60のダイニングテーブル。特に1500ウォールナットは一般的なサイズ感と、合わせやすいブラウンカラーでロングセラーです。4人で使ってちょうど良いサイズで、コンパクトな空間でも使いやすいシンプルなデザインが魅力です。
-PH5の場合-
明るさバランスともにベストな組み合わせと言えます。ルイスポールセンではPH5が1灯の場合は180cmまでを推奨としているので、それよりも小さい150cmでも問題なくお使いいただけます。
-PH5ミニの場合-
合わせる椅子の中心付近に吊るしてあげるとバランスが良いです。明るさとしてはPH5の1灯でも十分ですが、空間に動きを出したい場合や、テーブルを4人以上でも囲む機会がある方は2灯吊もオススメです。
キナルオリジナル SHUNO(150cm)
キナルオリジナルのダイニングテーブルSHUNO(シュノ)シリーズ。特徴的な天板と、天板下に収納がついた唯一無二のデザインです。丸でも四角でもない形は、座る場所も自由で、コンパクトな間取りでも空間を無駄なく使えます。150サイズは壁付でデスクとしてもオススメ。
-PH5の場合-
変形テーブルの場合、照明の合わせ方を迷いそうですが、テーブルの一番大きい寸法で考えるとわかりやすいです。SHUNO W150の場合は、横幅150cmで奥行きが90cmで、カリモク60のダイニングテーブルに近いサイズ感。PH5の1灯吊りで必要な明るさを確保できています。
-PH5ミニの場合-
PH5ミニでも明るさは十分確保できています。テーブルの天板の形が変形タイプなので、照明も2灯吊りをして動きを出すのも楽しみ方の一つです。ただ、天板の形によって奥行きがコンパクトになる部分がある場合は、2灯吊りが邪魔になってしまう場合もあるので注意が必要です。
KNS キャストールテーブル(180cm)
国産材の使用と国内生産にこだわりがらも、国内外のデザイナーと協業をするKNS(Karimoku New Standard:カリモクニュースタンダード)。キャストールテーブルの角丸で柔らかさ感じるデザインとグリーンのリノリウム天板のあたたかさは、まさに日本生まれの北欧スタイル。180サイズながらも、幕板が目立たないデザインで、4〜6人で使えるサイズです。
-PH5の場合-
実はルイスポールセンではPH5を1灯吊るす場合、この180サイズまでのテーブルを推奨しています。テーブルの端こそ若干暗さがありますが、4人で座る場合なら食事などが並ぶエリアはちゃんと照らしてくれています。ただ、4人でもアーム付きの椅子や6人以上で使う場合はPH5の1灯は明るさが足りない可能性があります。
-PH5ミニの場合-
PH5の1灯吊りでは若干暗さのあったテーブルの端にも明るさが届くようになります。テーブルの横幅が180cm以上になってくると、PH5ミニを2灯吊るした場合でも見た目のバランスが取れやすくなり、お部屋の中でもダイニング空間がより引き立ちます。
vitra EMターブル(200cm)
スタンダードチェアでお馴染みのジャン・プルーヴェがデザインしたEMターブル。スタンダードチェアの脚のデザインに通ずるベースのデザインで、工業デザインの美しさが際立ちます。200cmの横幅で、4〜6人で使えるサイズです。
-PH5の場合-
テーブルの端まで明るさが届いていません。4人で使う場合は明るさは十分ですが、6人以上で使う機会が多いのであれば、PH5の1灯吊はオススメができません。
-PH5ミニの場合-
テーブルの横幅1/3くらいを目安に吊るしてあげるとバランスがよさそうです。PH5の1灯吊では端まで光が届いていませんでしたが、PH5ミニの2灯吊であれば天板の全面を照らすことが可能です。
カール・ハンセン&サン CH006(236cm)
デンマークの巨匠ハンスJ.ウェグナーによってデザインされた名作テーブル。天板を138cmから236cmまで伸長できるバタフライ方式のテーブルです。ライフスタイルの変化はもちろん、その日その日で使う人数の変化にも対応ができるので、ホームユースだけでなく、オフィスなどでも活躍します。
-PH5の場合-
今回はテーブルの横幅が最大の場合で検証をしました。伸長なしの最小138cmだけで考えると明るさは十分ですが、最大の236cmでPH5を1灯吊りは両端に明るさが届いておらずオススメができません。伸長式テーブルに合わせる場合は、最大寸法の場合で明るさが確保できるか確認が必要です。
-PH5ミニの場合-
伸長した部分にも明るさが届くようになりました。ただ、PH5ミニを2灯吊りの場合でも、テーブルの両端は明るさに不安が残ります。最大236cmの場合、対面で4脚ずつの8脚で使うこともできるので、大人数でテーブルを使うことが多い場合はPH5ミニの3灯吊りや、PH5で2灯吊りも良さそうです。