vitra(ヴィトラ)とは

いらっしゃいませ ゲストさん

トップ > 企画・特集 > vitra(ヴィトラ)とは

vitraとはプロジェクトそのもの

vitra(ヴィトラ)を一言で語るのは簡単ではありません。長年インテリア業界に身を置いていてもそんな印象です。ネルソン・クロックやパントンチェアといった代表的な商品を上げることはできても、それはvitraの一部としか言えず、現在でも多くのデザイナーとたくさんの商品開発を手がけています。また、プロモーションのウマさは飛び抜けているといった印象です。
ドイツにあるvitraキャンパスには、デザイナーのインスピレーションを刺激する建築は多く存在し、環境そのものをデザインしていると言えるでしょう。抽象的な表現となりますが、「vitraとはデザインプロジェクトそのもの」というのが最もふさわしい表現かもしれません。

商品を紹介する前にvitraそのものを紹介しなければなりません。
vitraはスイスのビルスフェルデンに本社を置く家具メーカーです。vitra=スイスのメーカーというのが正式となります。
ただ、vitraを象徴する建築「Vitra House」や「Vitra Design Museum」を含むvitraの各施設が集まったエリアはvitraキャン パスと呼ばれ、フランス、ドイツ、スイスの3国の国境近くに位置するドイツのヴァイルアム・ラインという町に存在しています。そのため、ヴィトラはドイツという認識をもたれる方も多く、実際にそれは間違いとは言えないかもしれません。

家具の製造の他に、ショップ空間やオフィス環境のサポート、公共機関のインテリアの提案をしたり、名作家具や国際的な建築家による建物を所有し、その研究などを行っています。また、優れたデザイナーが革新的な製品やコンセプトを創造し実現させること自体がvitraの本質としています。

ヴィトラキャンパス
写真はvitraキャンパスの空撮

ヨーロッパではイームズのメーカー

チャールズ&レイ・イームズ日本を含めアジアやアメリカではハーマンミラーがイームズプロダクトのメーカーであり、製造と販売を行っておりますが、ヨーロッパや中東ではvitraがその権利を有しています。そのため、ヨーロッパ諸国ではvitraと言えばイームズ製品のメーカーという認識が一般的です。イームズデザインのほとんどはハーマンミラーと共同で企画開発されたものでありますが、イームズオフィスから正式な権利を得てvitraでも取り扱っています。また、オーガニックチェアやイームズハウスバードなど、イームズが独自の活動からデザインしたり収集したものをvitraが製品化しているケースもあります。

vitra Houseはインスピレーションの宝庫

ヴィトラハウス

ヘルツォーク&ド・ムーロン建築の聖地と呼ばれるヴィトラキャンパス内のフラッグシップでもあるヴィトラハウス。
vitra houseはショールーム、ショップ、アトリエラウンジ、カフェなどが併設された4階建ての建物。
スイスはバーゼル出身の二人組の建築家「ヘルツォーク&ド・ムーロン」による建築で、一度見たら忘れることのないユニークな建物。vitraを象徴する建築とも言えるでしょう。

世界をリードするヴィトラデザインミュージアム

Vitra Design Museum(ヴィトラデザインミュージアム)
Vitra Design Museum(ヴィトラデザインミュージアム)は世界でもトップクラスのデザイン博物館のひとつ。
ここでは重要な財産として、チャールズ &レイ・イームズ、アレキサンダー・ジラード、アントン・ローレンツ、ジョージ・ネルソン、バーナー・パントンなどの名作家具が研究の目的で保存されています。また、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤー、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトなどの建築モデルも保管されています。現在はイベントスペースなどにも使われています。

ヴィトラショウデポ
ヴィトラハウス同様、ヘルツォーク&ド・ムーロンが2016年に設計した新たな建物「Vitra Schaudepot(ヴィトラショウデポ)」。ヴィトラショウデポは、ヴィトラデザインミュージアムのコレクションから厳選した主要展示品を公開するための空間で、カフェやショップも併設しています。
ヴィトラショウデポは、家具コレクションの常設展示を行い、研究機関の中では世界で最も大規模な施設の一つとなります。

ヴィトラショウデポヴィトラショウデポ

ヴィトラショウデポのメインとなるのは、1800年から現在までのコレクションから厳選された400点の主要アイテムの展示です。実に200年の家具の歴史を一覧できる魅力的な空間です。インテリアの業界人なら一生に一度は見てみたい夢の空間とも言えるでしょう。
初期の曲げ木の家具や、ル・コルビュジエ、アルヴァ・アアルト、ヘリット・リートフェルトなど、モダニズムの巨匠たちによるアイコン的なデザインだけではなく、ポップカルチャー期のカラフルなプラスチックの作品や、3Dプリンターで製作された最近のデザインまで並んでいます。ショウデポのコレクションが検索できるwebサイトは時間を忘れるほどおもしろいコンテンツです。家具マニア必見です。

vitraの人気商品

ヴィトラ(vitra)の商品は膨大な数があり、全てをご紹介できておりませんが、現在VANILLAではジョージネルソンデザインのネルソンクロックがとても人気です。また、ツールボックスも使い勝手が良くとても人気です。
vitraといえば、やはりvitra初のオリジナルプロダクトとなったパントンチェアが代表格と言えます。世界で初めて背もたれから脚まで、つなぎ目なく一体成型されたチェアです。フォルムには一切無駄がなく、それでいて唯一無二のとてもユニークなデザイン。
他にも、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟やジャスパーモリソンのデザインアイテムが人気を博しています。



vitraで今、注目度の高い家具

ベルヴィルチェア ロナン&エルワン・ブルレック

ロナン&エルワン・ブルレックロナン&エルワン・ブルレック兄弟によるベルヴィルチェアはデザイナーズチェアとしてはリーズナブルで、かつ、モダンとクラシカルの両方のテイストを併せ持つ存在感から、今注目度がとても高い椅子です。ベルヴィルとは、クリエイティブな人たちが集うビストロ、バー、カフェで賑わっている有名なパリの地域の名称。
基本、ツートンカラーになりますが、シート部分はプラスチックとウッドとレザーからセレクトできます。
日本上陸の際には、清澄白河のブルーボトルコーヒーにて、コーヒーを飲みながら座り心地を体感できるデビューイベントを行い大きな話題となりました。プロモーションの上手さが際立っていました。

ブルーボトルコーヒーとvitraベルヴィルチェアBLUE BOTTLE COFFEE

マリポサチェア

エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビーアームと背もたれが可動式で角度が変えられるマリポサソファ。エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビーによるデザイン。共にロンドンのロイヤルカレッジオブアートで学生仲間として建築とインテリアデザインを学んだ仲。イギリスのデザイナーたっぷりなボリューム感に包まれるような座り心地。家族の人気者間違いなし。
2シーターで60万円前後、3シーターで80万円前後とかなりラグジュアリークラスのソファではありますが、イヤミのないデザインにセンスの高さを感じます。
2014年の登場以来、一目惚れする方が続出しているそうです。
下のカジュアルなPVも必見です。

Vitra: Mariposa Sofa from Jack Cunningham on Vimeo.