カリモクニュースタンダード(KARIMOKU NEW STANDARD)のデザインについて|vanilla

KNS(KarimokuNewStandard/カリモクニュースタンダード)

カリモクニュースタンダードは世界に通用するデザイン/キャストールソファ

世界に通用するデザイン

初めてKNS(Karimoku New Stanadard)のアイテムを目にした時、ヨーロッパの新しいブランドでは?と感じるほど新鮮で洗練されたオーラを感じました。カリモク家具が海外のデザイナーにデザインをオファーしたKNSは、まるでハーマンミラーとイームズの関係のようにも感じ取れます。

余白あり

とはいえ、最新のトレンドを取り入れたデザインではなく、おそらく古びることもないスタンダードさも併せ持ったデザイン。カリモクという既存のブランドイメージに捉われないデザインに世界が注目。すでに世界25カ国で販売されているのに、なぜ日本国内では高い知名度を持っていないのか。
それは広告を使ってこなかったから。わかる人だけが選び続けてきた結果、望んでも実現できないCasa BRUTUSの表紙に採用されるという美しいサクセスストーリーが何よりの評価と言えるでしょう。


KNSのインテリアジャンルはない

ジャンルは無し

インテリアのセレクトショップという立場で見ると、KNSを既存のジャンルで表現しようとするとちょっと難しい。モダン系と感じる人がいれば、北欧系やナチュラル系と感じる人もいるでしょう。
でも、そのどれもが正解と言えます。
あえて何系のデザインと明言しないのがKNSの良いところ。裏を返せば、誰もが今の暮らしに取り入れやすく、かつ、しっかりと存在感を持ったアイテムとなります。
日本最高峰の家具メーカーが作るデザイナーズ家具は、名前の無い新しいカテゴリを生み出そうとしているようです。
そんな底なしのポテンシャルを感じずにはいられません。


アートではない/カラーウッドテーブルのディテール

アートではない

デザイナーズと聞くとデザインの奇抜さや強めの個性を連想する人が多いのでは。デザイナーもどこかで見たことのある物を生み出したいとは思わないはず。
しかし、KNSの家具は決して奇をてらうアートではありません。家具という道具として成立しています。
座り心地、肌触り、エッジの処理、基本構造、耐久性、あらゆる点で快適に使うことを想定された作りになっています。
それに加えて魅力的なデザインに仕上がっているところが凄い。
目で興味を引き、体で心地良さを感じるKNSの家具は、間違いなく人の生活を豊かにするはず。
未熟ながら商品開発も手がける当店としても、嫉妬するほど絶妙なバランスを感じています。
素材のページでも詳しく説明していますが、間伐材という素材をセレクトしたことで実現した理想的なプライスラインも合わせると、目指すべきプロダクトなのかもしれないと。

KNSのデザイナー紹介

モーリッツ・シュラッター

モーリッツ・シュラッター

1976 年スイス生まれ、チューリッヒにてインダストリアルデザイナーとしての修練を積み、2010 年にプロダクト、家具、アートのフィールドで活発に活動していたチューリッヒに自らのデザインスタジオを構える。
2016 年より東京に移住。芦沢啓治建築設計事務所のデザイナーとしても活動。人々のための日用使いのものに焦点を当て、作品の中で、単純さと明快さそして作品を通して人々に楽しさと感情を喚起させるものを追求しています。

ナタリー・ドゥ・パスキエ

ナタリー・ドゥ・パスキエ

1957年フランスのボルドーに生まれ、1979年からイタリアのミラノで活動。1986年まではデザイナーとして、またメンフィスの創立メンバーとして活動し。1987年からはアーティストとして活動。彼女が手がけてきたペインティングやドローイング、彫刻などの作品は、これまで世界各国で多数開催されているソロエキシビションで発表されています。
アーティストとしての活動のほか、HAYやアメリカンアパレルなどの企業とのコラボレーションも行っている。

ゲッケラー・ミヘルス

ゲッケラー・ミヘルス

2013 年にDavid Geckeler とFrank Michels が設立。家具、照明、プロダクトや空間のデザインなどを手がけています。使い方が進化することやマーケットの需要を予測しながら、人々の習慣に機能するプロダクトを探求。イノベイティブな姿勢で、デザインの歴史を慎重に受け入れ、現代のテクノロジーとデジタルデザイン手法を用いています。彼らの機能主義的アプローチは、プロダクトをとても面白いもの、また長く語り継がれる物語のような、他とはどこか異なるディテールやロジックの面白さがあります。

ビッグゲーム

ビッグゲーム

グレゴワール・ジャモノ(1978年スイス)、エルリック・プティ(1978年ベルギー)、オーギュスタン・スコット・ドゥ・マルタンヴィル(1980年フランス)により、2004年に設立。3名ともにスイス・ローザンヌのデザイン学校、ECALで教鞭を執っている。「衝突こそ進化を生み出す」というコンセプトのもと、出身地も考え方も異なるメンバーの力を見事に昇華させ、モノの形、機能、そして存在意義に新たな解釈を与えている。2006年と2010年にSwiss Federal Design Awardを受賞している。

クリスチャン・ハース

クリスチャン・ハース

1974年ドイツ生まれ。2000年に自身のスタジオを設立し、以来インダストリアルデザイナーとして家具、照明から陶器やガラス製品など多岐にわたるプロダクトを制作。そのデザインへのアプローチはシンプルさと優美さの融和によるものであり、実直さ・情緒・有用性・耐久性・唯一性の調和により導かれた審美眼による作品は、これまでレッド・ドット・デザイン賞やエル・デコレーション国際デザイン賞など輝かしい賞を受賞。
著名な作品としてはVitraデザインミュージアムの常設展示作である照明作品「ROPES」、Karimoku New Standardにおける幅広い家具があります。

ショルテン&バーイングス

ショルテン&バーイングス

ステファン・ショルテン(1972年オランダ生まれ)とキャロル・バーイングス(1973年オランダ生まれ)の二人。2000年にデザインスタジオを設立。細やかなリサーチにより、モノの背後に潜む文化的、芸術的コンテクストを探りながら、鮮やかな色彩と現代的な幾何学文様を巧みに使い、完成度の高いデザインを生み出している。
最近ではDutch Design Awardの二度目の受賞を果たすほか、Wallpaper* Design Award、ELLE Decoration International Design Award for Young Designer Talent 2011などの各賞に選ばれている。

カリモクデザインチーム

カリモクデザインチーム

カリモク家具インハウステザイナー。
それそれのデザインを手がけると同時に、社外デザイナーたちの技術的なサポートも担当。これまでの社内の常識や品質要件を前提としたデザインからの脱却を目指しつつ、ブランド全体のデザイン性と製品のクオリティを高いレベルで両立させるべくチャレンジを続けている。

ダヴィッド・グレットリ

ダヴィッド・グレットリ

1977年スイス・チューリッヒ生まれ。
アート、マスコミュニケーション及び日本語を横断的に学んだ後、ECAl(ローザンヌ美術大学)を卒業後、チューリッヒにてプロダクトデザインとインテリアコーディネートの分野において様々なプロジェクトに従事し、2008年に日本へ移住。その後、大阪でアソシエイトデザイナー兼デザインディレクターとして柳原照弘主催のデザインスタジオに参加。
2013年に京都の伝統的な町屋を拠点としGlaettli Design Directionを設立し、KARIMOKU NEW STANDARDのクリエイティブディレクターに就任。2016年には拠点を東京に移す。

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