KNS カリモク ニュースタンダード（KARIMOKU NEW STANDARD）とは｜vanilla

KNSは森から工場､そしてその先まで､生産工程すべてにおいて高いクオリティを追求しており､そのアプローチは素材そのものから始まります｡
使用している木材は､主に北日本を原産地とする広葉樹（カエデ､クリ､ナラなど）で､これまでは主に紙パルプ原料のチップとしての利用が多く､広葉樹が持つ本来の価値に比べてあまり有効な利用がされているとは言えませんでした｡
広葉樹のサスティナブルな活用､さらに森林保全や林業地域の活性化といった日本の森が抱える問題に対し､木製家具メーカーには何ができるだろうか？どうあるべきなのか？家具が生まれるまでのどのプロセスにおいても､常にこのテーマに立ち戻り考えています｡
KNSは､協力し物事を進めるアプローチの方法をとり､そして､本当の意味でスタンダードになるには､一般的であるだけでなく､時代の模範でなくてはならないという信念をもって進化をしてきました｡この哲学は､最高の品質でこれからの家具のかたちを考えるデザイナーや職人を触発し続けています。

KNS を構成する３つの要素

同じカリモクブランドのカリモク60 で言えば「ロングライフ」。そんなブランドを象徴、構成するキーワードはもちろんKNS にも存在します。
それが「素材」「デザイン」「アイテム」。
ブランド取組に向けてカリモクが目指した方向性がこの三つの要素です。
このページではそれぞれの項目について少し触れていきますが、より詳しく知りたい時は、それぞれのリンクから詳細ページをご覧ください。

日本産の「素材」

KNSは素材にこだわっているブランドです。生産量が一定でなく、また均一材料がたくさん採れる巨木が少ないために、効率重視の大量生産には向かないと考えられ、産出量の多くが紙パルプ用のチップにされてきた日本産広葉樹の小径木（里山の木）。
KNSの製品は、そんな国産のカエデ・クリ・ナラといった国産広葉樹を積極的に有効活用しています。日本の山岳地帯に生えていた木々は、厳しい環境に適 応するため曲がったり、樹皮に傷を負ったりしながら成長します。しかしその木目や色柄、節などを天然素材の持つ「個性」としてKNS では取り入れ、木を知り尽くしたカリモクならではのノウハウとそして高い技術と高い職人技で、高品質な家具として生まれ変わらせました。

【KNSの素材】についてより詳しくはこちら→

世界に通用する「デザイン」

初めてKNS のアイテムを目にした時、ヨーロッパの新しいブランドでは？と感じるほど新鮮で洗練されたオーラを感じました。
国内外の気鋭の若手デザイナーと開発し、ブランドと共に成長を目指す。そんな思想のもと、カリモク家具が海外のデザイナーにデザインをオファーしたKNSは、まるでハーマンミラーとイームズの関係のようにも感じ取れます。
とはいえ、ただ最新のトレンドを取り入れたデザインではなく、古びることなく長く使えるこれからのスタンダードさも併せ持ったデザイン。
そんな従来のカリモクのブランドイメージにとらわれないブランドがKNS。世界に通用するデザインが盛り込まれています。

【KNSのデザイン】についてより詳しくはこちら→

アクセントになる「アイテム」

「他の家具を持っている。その今持っている家具や空間にプラスして買い足したくなるもの。」KNSの家具たちにはそんな意図が盛り込まれています。
もちろんリビングもダイニングも同じブランドで一式揃えるという考えもあります。合わせて使う事が前提で作られているブランドがほとんどではありますし、実際安心感もありますからね。
でも、KNS は今ある空間にアクセントとしてプラスしてもらいたいというコンセプト。
「アクセントファニチャー」「スモールオブジェクト」といった言葉が、KNSアイテムたちのキーワードとなってくるのです。

【KNSのアイテム】についてより詳しくはこちら→

これからの暮らし、これからの家具

このページではKNS ことカリモクニュースタンダードについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。日本の家具の新しいスタンダードとなるべく邁進してきたこのブランドは、最初こそ「ニュースタンダード」と名付けられましたが、ブランド発足から10年。これからまた10年、20年と経っていけばニューじゃなく、ただのスタンダードになってるかもしれませんし、その流れはすでに始まっているかもしれません。
国や文化を超え、さまざまな場所で営まれる多様な暮らしに寄り添い、生活を豊かにする家具。
そんな世界ビジョンのカリモク、グローバルなカリモク、インターナショナルなカリモクブランドがカリモクニュースタンダード（Karimoku New Standard）なのです。