寄り添う月明かり
四角でも丸でもない楕円の柔らかな曲線、
乳白ガラスと真鍮の美しい組み合わせ。
優しく上品、かつ洗練された佇まいを持つ照明。
夜空を照らす月のように、いつまでも眺めていられるような普遍的な美しさを持つこの照明は、1940年代、コペンハーゲンにあるデンマーク国営放送局(ラジオハウス)のために製作され、2016年にVL45ラジオハウスペンダントとその名を変えて待望の復刻となりました。
そして2025年、時代の変化に合わせポータブル仕様が登場しました。
華を添えるローズカラー
オリジナルでは真鍮のパイプと乳白色のガラスシェードの組み合わせですが、ガラスシェードにペール・ローズカラーを採用することで華やかな仕上がりに。
職人の手で一点一点作られ、同じものはひとつとしてないガラスシェードは、四層で奥行きが感じられます。
シンプルだからこそ際立つ、手仕事のあたたかみと真鍮の味わい。
機械のように完全ではない部分に人は惹かれ、心地よさを感じるのかもしれません。桜を連想させるペール・ローズは和の空間にも馴染みやすいのが魅力的です。
場所を選ばないポータブルの魅力
VL45ラジオハウスポータブルは全般照明なので、その周囲全体を照らしてくれます。手元だけではなく、お部屋の隅に置いて奥行きの演出にもおすすめです。Φ175とシリーズの中でも一番小さいサイズなので、テーブルの上やスツールの上にもおけるサイズ感で重宝します。(写真は拡大します)
点けない時も楽しめるタイムレスな美しさ
消灯時
点灯時
VL45ポータブルはレザーストラップつきで持ち運びがしやすく、レザーと真鍮・ガラスシェードの組合わせは上品な仕上がり。点灯していない昼間もオブジェのような存在感があります。
また、ポータブルではガラスシェードが3色からお選びいただけます。王道のオパール・ホワイト、より温かみのあるペール・イエロー、華やかさ感じるペール・ローズです。点灯していない昼間はそのガラスの色味も存分に楽しめます。
商品の詳細
VL45ラジハウスポータブルは本体上部にレザーストラップが付属します。(シェードカラーによってレザーのカラーも変わります)
直径は17.5cm、ストラップを含んだ高さは27.5cmほどになります。
底面にはブランドロゴの印字と、充電ケーブルの差し込み口があります。
充電はUSBのType-Cで給電が可能、付属のケーブルはコネクタがL字になっています。
ベース部分にケーブル用の凹みがあるので、充電ケーブルを差しながら置くことが可能です。
※お写真は全てオパール・ホワイトを使用
スイッチのON/OFFについて
スイッチのON/OFFは上部の真鍮パーツ付近に触れて操作します。また、調光にも対応しており、100%/45%/20%/5%の段階式調光と無段階調光の切り替えが可能です。
デザイナー
ヴィルヘルム・ラウリッツェン(1894-1984)
機能主義建築の先駆者
ヴィルヘルム・ラウリッツェン(Vilhelm Lauritzen)は、デンマーク建築史のなかで最も重要な建築家のひとりで、デンマーク機能主義建築の先駆者です。数多くの建築を手がけ、特にラジオハウスとコペンハーゲン空港のターミナル39はデンマークの指定建築物ともなり、ヨーロッパの建築における近代主義の象徴と言われています。生涯を通じ、建築は応用芸術だという考えを実践しましたが、彼は芸術(art)と応用(applied)に同等の比重を与えました。「美学なくして生活はない」というのも、彼の信念でした。
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