婆ちゃんちのテーブル
祖父母の家にはカリモクのソファとテーブルがあった。
自分が最初にその家具を意識した時は子供の頃なので、もう20年以上も前のこと。
その時点で買ってから20年は経っていたということだったが、とても状態が良かったのを覚えている。
後年改めて祖母に尋ねると「普段は床座りだったし、なんだかもったいなくてあまり使ってなかったの。」と笑っていたのを思い出しながら、組み立て終わったテーブルの上にコーヒーを置いた。
シンプルな見た目に惹かれたただけじゃなく、懐かしさも感じたのだろうか。
当時はカリモクなんて言葉も知らなかったけれど、まさか自分が20年以上も経ってから同じ家具を使うようになるなんて思いもしなかった。
最近は顔を出せていないけど、今もあのテーブルは残っているんだろうか。
「婆ちゃんと同じテーブルを使ってみたよ。」
今度会いに行った時にはそんな話をしてみようと思った。
ソファと合わせて完成する
床に座って使うにはちょっと高いと感じる。でも飲みかけのコーヒーに読みかけの本、
それにテレビのリモコンを置いてソファに腰かけると、それが心地の良い高さだと気付く。
ちょっと手を伸ばせば届く距離というのでしょうか。
逆に低すぎてもこうはいかないだろうし、ソファと合わせた時に完成する快適さがこのテーブルの個性なのかもしれません。
2024年生産分より天板のメラミン素材が変更となりました。旧仕様と比べ色の濃淡が薄く、また表面がややマットな質感となったことで、反射の具合にも変化が見られます。
・正面(サンプル画像を開く)
・反射(サンプル画像を開く)