イームズハウス&ハーマンミラー本社ツアー4 | インテリアショップvanilla
今回の旅のもう1つのメイン、イームズハウスへの訪問の日を迎えた。
カリフォルニア州ロサンゼルスのサンタモニカは気温も湿度も快適。永住する日本人が多いのも納得できる。
そして、雑誌と夢でしか見たことがないイームズハウスに向け、vanillaにとって歴史的な日が始まった。
イームズハウスに向かう車中。当然ながら見かける道標はいかにもアメリカ。
この後やたら広いビーチを横目に海沿いを走り住宅街に入る。
高級住宅街を少し迷う。知る人ぞ知る観光スポットなので看板はない。何度か訪問経験のあるハーマンミラージャパンの方の記憶がナビに勝った瞬間。
そしてついに。。。
どーーーーん!
The Eames House!
逆サイドからもどーーーーん!
ちょっと引いてブランコ越しにどーーーーん!
Deep feeling! (感無量)
口は開けっ放し。ただただ無言で棒立ち。
イームズハウスを背にすると木から垂れ下がるブランコがある。その奥には海が広がっている。
当然乗ってきた。イームズハウスを見ながらブランコに乗ってきた。おそらく、イームズのお孫さんであるデミトリオス氏もこれで遊んだはずだ。間違いなく。
かなりレアなショット、イームズハウスの裏側。
正面と裏側ではなだらかに高低差のある地形の関係でグランドラインが異なる。イームズハウスのマネジメントをしているキャサリンにいろんなエピソードを聞きながら一周した。
イームズのデザインに惹かれた始めて十余年。とうとう聖地に足を踏み入れた。
この時改めて痛感したのは、オリジナルを販売し続けたことへの誇り。
チャールズ&レイ・イームズに最も近づいた瞬間。歩くとアングルが変わり手を伸ばせば触れることもできるのは写真でも映像でもない証拠。実物を目の前にした現実。
…うまく書けない。
vanillaのお客様にはイームズファンがたくさんいらっしゃるので、この感動をうまく伝えなければならないと思っているが、申し訳ないくらいうまく言葉にできない。
カメラを構える手が微妙に震え、目にも熱いものものが滲んだ。
現地では丸見えの中身も撮影はNGだったため、五感全てを研ぎすませしっかりと感じてきたイームズのデザイン。記憶に深く刻むのに十分な時間を過ごした。
いつかこの写真にvanillaのロゴを載せ、イームズアイテムのご購入者様にプチギフトとして同梱してみたいと思う。
これは私たちにとってとても大きな意味がある。
なごり惜しいが次の目的地に向けて去ることに。また来るぞと心に誓いながら。
興奮冷めやらぬ中、次に向かったのはイームズオフィス。イームズデザインのプロダクトの権利を有する重要な拠点。間接的ではあるが私達もお世話になっている。
本来ならここにデミトリオス氏もいるのだが、長期旅行中とのことでお会いして握手を交わすことは叶わなかった。
入るなり目に飛び込むのは鯉のぼり。これも雑誌でよく紹介されている有名なこと。
ショップも兼ねているオフィス内にはお土産品が充実。ポップに使われているフォントはハウスインダストリーズのイームズフォント。実はvanillaではこのフォントをwebサイト内で時々登場させている。
イームズオフィスではお土産や記念品を購入し大満足。
次の目的地はルドルフシンドラー邸。フランクロイドライト氏のもとで建築を学んだオーストリア出身の建築家の自邸。
と、その前にガイドさんの粋な計らいでビバリーヒルズの街中を通りロデオドライブを通り、地元ではとても有名な”門”を見せてくれた。何やら見覚えがあるような。。。
そう、故マイケルジャクソン氏が運び出されたあの門。観光と言えるのか、、、
シンドラー邸到着。
いきなり内部。和風な造りを感じつつも角をガラスにしているところがフランクロイドライトっぽい。
なぜか建物が全体的に傾いている。1994年のロサンゼルス地震の影響か。。。
開口部の高さもかなり低め。176cmの私も頭を屈めながら通りたくなる高さ。
かなりシブい建築を和の心で堪能したところで今回のツアーのアジェンダが全て終了。
またもや現地ガイドさんの粋な計らいで、ロサンゼルスに来たならコレを見なきゃ的なハリウッドサイン見学。
さすが地元民。最もいいロケーションまで山道を走らせこの近さ!
これにて全てのアジェンダが終了!
非常に中身の濃い、刺激だらけのツアーが終わる。
最後にサービスカット!
あとがき。。。
今回ツアーはとても貴重な経験であり大きな財産となりました!写真を見る度にその感動を昨日のことのように思い出します。
特別なツアーであるためそう簡単に同じ体験をすることはできません。長年ハーマンミラーの正規代理店として商品の魅力を一生懸命伝え続けてきたからこその体験だと思います。
vanillaに、ハーマンミラーに、イームズに感謝!
できることならまた行きたい!何年後でも何十年後でもいい!今度はもっと仲間を引き連れてこのドキドキ感を共有したい!そしてその感動をvanillaのお客様に伝え続けていこうと誓った次第です。ありがとうございました!