手作業で復刻された名作テーブル
BM0121 DINING TABLE
BM0121ダイニングテーブルは1952年にボーエ・モーエンセンが狭小空間を前提としてデザイン直径120cmの円形丸テーブルです。
2025年時点でカール・ハンセン&サンのコレクション中、唯一となる伸長式円形テーブルとなるテーブル。図面は現存していないため古いオリジナルモデルの各部分を手作業で詳細に測定し、復刻されました。
※写真(下)は別売のインサートリーフを使用
直径120cmから最大180cmの楕円テーブルに
BM0121ダイニングテーブルは通常の丸テーブル時には4人向けサイズですが、別売のインサートリーフ(伸長板)を使用することで6人掛けとしてご利用いただけるようになります。
伸長機能はCH337と異なり、脚部は固定されたまま天板が横にスライドする方式でサポートレッグを必要としないすっきりとした足元も魅力のひとつであります。
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インサートリーフはオーク無垢材とMDF(ブラック/グレー)の2種類の素材からお選びいただけます。
ボーエ・モーエンセンは、実用性と美しさを兼ね備えた家具デザインの才能で知られており、このダイニングテーブルも例外ではありません。
BM0121 は一見とてもシンプルなデザインですが、細部には高度な職人技を必要とする複雑なディテールがいくつも施されています。FSC® 認証を受けたオーク無垢材を使用した天板の厚さはわずか19mmで、モーエンセンは非常に軽やかでエレガントな外観を実現しました。
テーブルの安定性を高めるために、天板の裏側には曲げ加工を施したスチールプロファイルが組み込まれています。上向きにカーブした幕板は、テーブルのフォルムを美しいものにすると同時に、足元のスペースにゆとりをもたらします。
わずかにテーパーがかかった脚も、テーブル全体の外観をさらに引き立てています。
(写真のダイニングチェアはPK1ステンレスフレーム)
Børge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)
ボーエ・モーエンセンは使用する人びとを核に、その独特のコンセプトで耐久性に優れた家具を世に送り出してきました。第二次大戦後、デニッシュモダンを牽引した大きな影響力を残すデザイナーの一人です。 モーエンセンはデモクラティック・デザインを掲げ、住宅、コントラクトに向けた、シンプルで機能性に優れた木製家具を数多く発表。いずれも控えめな美学と耐久性を考慮した構造が特長となっています。デザインの基盤となっているのは、明確な構造と装飾をできるだけそぎ落とすこと、そして実験的な試みとされています。
無垢材の特性について
木材は天然素材であるため色目の違いをはじめ、節や独特の木目が家具に生じることがございます。
また無垢材は湿気に大きく影響されます。木製家具に適した湿度は30%~60%と言われ、無垢材は乾燥、そして直射日光にも大きく影響を受けます。
特に極度の乾燥は、木材のひび割れの原因になるため、ストーブやラジエーター、エアコンなど暖房器具の近くでのご利用はご注意ください。
日光についても、光を受け続けて木材の色が変化します。天板の同じところに花瓶やキャンドルスタンドなどを長期間放置すると、その部分だけ跡になり他と色が変わってきます。この跡は取り除くことが大変困難なので、十分にご注意ください。