むしろ直射日光に当ててほしい
イームズシェルチェアの中で一際個性を放っているワイヤーチェアDKR。アイデア自体はインダストリアルと思いきや、とびきり上品な仕上がり。1950年代にこれを作ろうと思ったイームズ師匠、やっぱり凄い!
決して簡単ではないし便利でもないけど、このインパクト。半分消えかかったようなこのチェアは日光浴が大好き。
家具は直射日光を避けるものですが、DKRはガンガン浴びせたくなってしまう。
床や壁にできる面白い影まで楽しんでください。
遊びに誘ってくる
椅子を選ぶ時って最終的に色で迷ったりしますよね。床に合わせようか壁に合わせようか、アクセントカラーを椅子に落とし込もうかとか。
一層のこと透明ってどうでしょう。
昔vanillaでは、吉岡徳仁さんのAmiAmiというポリカーボネート製の椅子も取り扱っていました。クリスタルという透明タイプがとっても印象的でした。しかしDKRも負けていません。リアルに網ですから。
これを見た瞬間、必ずこう思う人がいるはず。
「シャボン玉できそう!」
イームズがそれを聞いたら、絶対やったと思う。
DKRのKってなんだ?
正式名は『Dining Height K-Wire Steel R-Wire Base』。略してDKR。
気なるのはKワイヤーのK。ここからは推測ですが、キルシュナー鋼線のKだと思います。医療で使われる骨などを固定する金属のワイヤーをKワイヤーと呼ぶそうです。ドイツの医師、マーティン・キルシュナーが導入したことからKワイヤーと呼ばれるようなったとか。
シェルの外周だけは2重のワイヤーに。これがあるから変形することなく座れます。
見ていて飽きない構造美。溶接もとても綺麗。
イームズワイヤーチェアが合う空間
メタルレッグのテーブルやスレンレスむき出しの空間でより調和が取れます。テーブルはジョージネルソンのXレッグテーブル。
よく見ると格子は身の回りにたくさんあります。障子のある和室でも合わせてみたい。
後ろが見えるというのがこのチェアの特徴。昼間は光を遮ることなく明るさを維持してくれます。
濃い色の床なら、文句なしにカッコイイ!ワイヤーの曲線がより引き立ちます。
メンテナンスは小まめに簡単に
半年ぶりに掃除をするとなればちょっと面倒。まるでブラインドの掃除みたい。市販のホコリ取りブラシでササっとするだけでも十分。たまに乾拭きしてあげると完璧です。軍手をして隅々まで撫でるというのもおすすめ。
イームズワイヤーチェアのディテール
裏面はプラスチックやFRPのシェルよりシンプル。HermanMillerのロゴがどこにも無いのがちょっと残念。
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