幻のデザイナーズオブジェ
ユニークな表情と個性的なフォルム。
そして見ているだけで気持ちを明るくさせてくれる鮮やかな色使い。アレキサンダー・ジラルドが自邸に飾るためにデザインしたウッデンドールは、ジラルドの遊び心が具現化されたオブジェです。
当時は販売されることがなかった幻のオブジェとも言えるウッデンドールは、現在スイスの家具メーカーVitra(ヴィトラ)が製品化を行い熟練の職人により1体ずつハンドメイドで制作されています。
心を満たす小さなマストアイテム
普段の生活を送る上で必要なものって考えると、オブジェは生活必需品ではないのかもしれません。それがデザイナーズだろうと量産品だろうと同じです。
ですが、必要最低限のものだけで生活をしていると、ふとした時に窮屈さを感じる時がありませんか?椅子もあってテーブルもある。なんの不自由もないのに、何かが満たされない感覚。
そんな時に心を満たしてくれる、必需品ではないものが欲しくなる。他人からすれば無駄なものでも、自分にとってはマストアイテム。オブジェってそういうものだと思います。vitraのウッデンドールは心を満たしてくれる小さな必需品です。
集めたくなるかわいらしさ
vitraのウッデンドールを買う際に一つ注意したいことがあります。それは一つ買うともう一つ欲しくなってしまうこと。可愛らしさとユーモアたっぷりのウッデンドールですが、いざ我が家に来るとその小さいサイズからは想像できない存在感。まるで家族が一人増えたような愛しささえ感じさせます。毎日毎日眺めていると、1人じゃ寂しそうだし隣にもう一つ並べてあげよう。そう思ってしまう時が必ずやってきます。そして気づけばなくてはならない存在になる、そんな不思議な魅力がウッデンドールにはあります。
ウッデンドールがある暮らし
何気ない場所でもウッデンドールがあれば賑やかさが生まれます。
家族の人数分のウッデンドールは買ったそのことがいつかは思い出になります。
ウッデンドールは形や色が様々。ウッデンドールだけで揃えなくとも、世界中の様々なオブジェと並べてあげても面白い。ちょっとした植物並べてあげるとインテリア性がグッと上がります。
ウッデンドールについて
ウッデンドールのオリジナルは、アレキサンダー・ジラルドによって1963年にサンタフェにある自邸に飾るためにデザインされました。そのオリジナルは今はヴィトラデザインミュージアムが所有するジラルドの自邸に保管され、そのオリジナルに基づいてVitraのウッデンドールは制作されています。
ジラルドは世界中を旅行し、その先々でその地に根付くデザインに強く関心を持っていました。今の言葉で言う民芸品の数々ですが、特に南米やアジア、東ヨーロッパなどの文化に強い関心を持ち、それがテキスタイルデザインや、ウッデンドールの個性的なデザインと鮮やかで独特な色使いに影響を与えています。
無垢のモミの木を使用し、職人によるハンドメイドのウッデンドールですが、同じ絵柄でも色味の濃淡や、手作業ならではの柄のちょっとしたズレなど、同じものが存在しない一点ものが魅力の一つ。 喜怒哀楽がはっきりしないなんとも言えない表情は、ユニークさや愛くるしさ、ひょうきんな雰囲気さえ感じさせます。小さいながらもその確かな存在感は、置くだけでインテリアとしてアクセントに。木箱入りで届くその姿はギフトとしても選びたくなるアイテムです。
デザイナー
Alexandar Girard(アレキサンダー・ジラルド)/1907-1993
■アレキサンダー・ジラルド
ニューヨークで生まれ。家具、展示、インテリアデザイン、グラフィックなど幅広い分野において活躍し、親交の深かったチャールズ&レイ・イームズや ジョージ・ネルソンとともにアメリカを中心としたミッドセンチュリーのデザイン界を牽引した人物の一人です。
ウッデンドールの個体差
ウッデンドールは無垢材を切り出し、職人が1体ずつ手作業で着色し仕上げています。木の木目や細かいカケ、塗りムラ、色の重なりなどが見られます。これらは商品の特性として良品としてお届けさせていただきます。また、ウッデンドールは全てvitraの正規品としてラベルが貼られています。(画像タップで拡大します)
幻の逸品をコレクションする
アレキサンダー・ジラードが自邸に飾るためだけに自身でデザインした「ウッデンドール」
テキスタイルデザイナーとして名を馳せた名デザイナーがこだわり抜いたデザインの人形と言うだけで特別感があります。
それぞれの人形には特に名前もなく、ナンバーが振られているシンプルな所もコレクションしたくなるポイントですね。
実際のサイズ感もオブジェとして飾っておくのに最適で、まとめて一つのスペースを埋めるのも良いかもしれませんが部屋の中で点々と飾るのもオススメです。
どれを見てもかわいらしい見た目の中にジラードのテキスタイルデザインを感じさせる配色が魅力的なのでただ置いてあるだけで独特な存在感があり空間を彩ってくれます。
また、熟練の職人によって一つ一つハンドメイドで作られているので同じものが二つとない所が所有するものの心をくすぐります。
カリモク60やイームズなどのミッドセンチュリー間のあるアイテムとも相性の良い逸品ですね。