リデザインされたシェーカーチェア
1965年にハンス・J・ウェグナーによってデザインされたch47。
このチェアは1962年にウェグナーの手によってデザインされたCH36をリデザインし完成しました。
CH36からの変更点も多く、一見全く別のデザインではありますが、シェーカースタイルらしいシンプルでクラフトシップを感じる1脚。
飽きの来ないデザインで永い時を共にするのに相応しい佇まい。
知る人ぞ知る名作と言えるシェーカーチェアです。
美しい背もたれの曲線と真っ直ぐに落ちた脚が美しいデザイン。
伝統的なシェーカースタイルを反映した要素が多く、飽きのこない一脚に仕上がっています。
※2枚目左はアーム付きのCH46 オークオイルフィニッシュ。
今回合わせたダイニングテーブルはBA103で、オイル仕上げのオークと白い天板との色味のギャップが目を惹きます。
エントランス、ダイニングルーム、待合室、そして会議室に至るまで幅広く使用できるデザイン。穏やかに傾斜するフレーム、ダイナミックでありながらも、優雅さのあるシルエット。彫刻的ともいえるアームは、ペーパーコードを施した座と相まって至極のコンフォートを創り出しています。
デザイナー
Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)
創造力に溢れ、多作で知られたデンマークの家具デザイナー ハンス J. ウェグナー。特に椅子は500脚以上のデザインを残し、そのほとんどが名作として世界中で知られる、まさに椅子の巨匠と呼ぶにふさわしいデザイナーです。代表作と言える名作 Yチェアは1950年から継続して生産されています。
シンプルな美と機能性を追求し、その家具の核となるもの、その家具の本質ともいえるべきものを露わにしていく。これが、ウェグナーが後世に遺した最も大きな功績と言えます。