 
    
お土産って、見つけた時も
帰ったあとも楽しませてくれるもの
    アメリカ東部アパラチア山脈地域。そこでこの鳥のオブジェは売られていたそうで、旅行をしたチャールズ・イームズがお土産として持ち帰った民芸品がこのハウスバードというわけです。
    彼はどんな思いでこの鳥のオブジェを持ち帰ったかは定かではありませんが、少なくともワクワクはしていたんじゃないかと思います。
    というのも、お土産って見つける時も持って帰ったあとも楽しませてくれるもの。
    どこに飾るか、他のコレクションとどう合わせるか、あのイームズもそんなことを考えていたんじゃないかと想像すると、偉大なデザイナーも少し身近に感じられるような気がします。
    
     
    
あのイームズのお土産
イームズシェルチェア等のデザインで知られる20世紀のミッドセンチュリー期を代表するデザイナー、チャールズ&レイ夫妻は世界中を旅し、旅先から民芸品を好んでコレクションしていました。
この鳥のオブジェは、そのコレクションの中でも彼等が最も気に入っていたと言われ、自邸のイームズ・ハウスに飾られていたことから「ハウスバード」と呼ばれることになります。

イームズ夫妻がデザインしたものじゃない。
    けれど「あのイームズ夫妻が気に入ったお土産」というちょっと変わった生い立ちを持つこの鳥のオブジェは、いまや世界で最も有名なデザイナーズオブジェのひとつと言っても過言ではないのかもしれません。


vitra社が製造するイームズハウスバードはイームズハウスに置かれたものをオリジナルとしています。
後年追加されたウォールナット、限定色を除いてカラーはブラックの一色のみ。部屋に置いた時、手に持った時、当時のイームズ夫妻と同じ感覚を味わえるはずです。