愛され美ボディなマグ
ボトムに向かってゆるやかに膨らみ、突然エグるように反対の曲線を描き始めるシルエット。
このメリハリのある美しいラインはミッドセンチュリーファンに愛されるボディライン。
置いているだけでもちゃんと画になってしまうこのフォルムは、イームズやジラードファンの方なら一目で1950年代にタイムスリップしてしまうかもしれません。
使っていない時でも愛されたいと思って作った、vanillaオリジナルのマグです。
ポップ&シック
最初の試作はレッド。
そこにブラウン、ターコイズ、マスタード、オレンジを加えたポップな5色でスタート。
その後、もう少しシックなカラーを加えたくなり、ネイビーとグレーが登場。
ポップとシックのバランスが取れた7色のカラーバリエーションとなりました。
※レッド、グレーは廃番となりました。
デザインでおもてなし
気の知れた友人をコーヒーでおもてなし。
お菓子も必要だけど、お気に入りのでマグなら会話も弾み出す。見て触って使って共感するお互いの感性。今までよりもっと距離が縮まるかも。
集めたくなるカラーバリエーション
和食器にも使われるブラウンの飴釉(あめゆう)
ゴブレットマグの中でも透明感の強いブラウン。
濃淡による独特の表情を持つブラウンカラー。和食器にもよく使われる釉薬ですが、このシルエットだからこそ和風に振れすぎないバランスの良さがあります。流れ落ちる釉薬が作り出す不思議な奥行き感はラテアートがよく映える。
撮影協力:OBROS COFFEE
ミッドセンチュリーのアクセントカラーとしても人気のターコイズ
トルコ石をイメージしたターコイズ。ネイティブ・アメリカン(インディアン)の間では「地球をとりまく美しい空」を表す神の石として神聖視されているようです。ミッドセンチュリーインテリアの世界ではアクセントカラーとして使われることが多いカラーでもあります。 撮影協力:OBROS COFFEE
日本のインテリアに馴染みやすいカラシ色、マスタード
発色の良いイエローではなく、淡くかわいらしいパステル調のイエローでもなく、オトナっぽくてシブいマスタード。照明を抑えたちょっと薄暗い空間でまったりコーヒーを楽しむならこんなカラーがオススメです。
使い込んだデニムのような濃淡のあるネイビー
ブラウン同様、濃淡のあるネイビー。一見男らしい色合いですが女性にも人気。ナチュラルなテーブルにもウォールナットのテーブルにも良い差し色になります。
ミッドセンチュリーとvanillaに欠かせないオレンジ
最もカラーの調整に苦労したvanillaのショップカラーでもあるオレンジ。ミッドセンチュリーを代表するグリーン、モンステラとのコントラストがとてもキレイ。オブジェとして大きな存在感を放つものに仕上がりました。
安心のメイドインジャパン
今では見かけることが少ない高台(こうだい)付のゴブレットマグは生地作りから焼成まで、全ての工程を愛知県瀬戸市にて行なっております。
長年の伝統と確かな技術のある有名な産地です。
内側の型を作らない通称ガバ鋳込みという特殊な製法と、2トーンカラーという手間のかかるデザイン。これらは全て、日本の職人の手によって実現しております。
ハンドルはファイヤーキングのキャロットから
ゴブレットマグはハンドルにもこだわりました。
小さい正円のハンドルは見た目は良くても指一本でのホールド感が弱く、楕円状の大きなハンドルはホールド感は高くてもゴブレットマグのデザインには不向き。見た目とホールド感の両方を理想的なバランスに仕上げることが課題となりました。
参考になったのはファイヤーイングのキャロット、ヴィンテージマグです。ハンドル下部に突起があり、これが高いホールド感を実現しています。ゴブレットマグもハンドルの下部を凹ませることでしっかりしたホールド感を実現しました。