ルイスポールセン(Louis Poulsen)パンテラポータブル徹底比較 | インテリアショップvanilla
ルイスポールセンのパンテラポータブル
160と250を徹底比較
インテリアの雰囲気をグッと良くするために欠かせないのが照明です。照明と言ってもテーブルランプやペンダントランプ、フロアランプなど照明の中でも種類が分けられていますが、簡単に取り入れられるのがポータブルランプです。
今回はポータブルランプの流行の火付け役とも言える、ルイスポールセン(Louis Poulsen)のパンテラポータブルを徹底解説します。
ポータブルだけでなく、テーブルやフロアタイプも揃うパンテラシリーズをご紹介しながら、人気のパンテラ160ポータブルとパンテラ250ポータブルの2モデルを比較していきます。
パンテラシリーズとは
ルイスポールセンのパンテラシリーズは、1972年デンマークのデザイナー、ヴァーナー・パントンによってデザインされました。特徴的なフォルムはPH5と同じく一度見たら忘れられないデザイン。有機的なフォルムと乳白の光がレトロさを感じさせながらも、どこか未来をも感じさせる不思議な魅力があります。ミッドセンチュリーの後半、スペースエイジデザインのアイコンとしても知られています。
デザイナー
ヴァーナー・パントン(1926-1998)
デンマークが産んだイノベーター
ヴァーナー・パントン(Verner Panton)は、色、フォルム、そして光と空間に対する独特なセンスをもったユニークなデンマーク人デザイナーで、独創的なパーソナリティーはセンセーションを巻きおこしました。 パントンは生涯を通じて、他のスカンジナビアのデザイナーとは一線を画したデザインにより、モダンなランプを次々と発表、世界初めての一体成型プラスチックチェア「パントンチェア」も手がけています。
幅広いシーンで使える6種類
パンテラシリーズは基本的にはそのデザインは変わりませんが、その豊富な種類で様々な場所で使うことができます。パンテラ160ポータブル、パンテラ250ポータブル、パンテラ250、パンテラ320、パンテラ400、パンテラフロアの6種類で、「ポータブルタイプ」「テーブルタイプ」「フロアタイプ」に分けられます。
この6種類の中でポータブル仕様になるのが、パンテラ160ポータブルとパンテラ250ポータブルです。パンテラ160ポータブルは全13色で全てポータブル仕様、パンテラ250ポータブルは1色のみでオパール・ホワイトのみとなります。※同じシェードサイズのパンテラ250(テーブル:コード付き仕様)はカラーが数種類からお選びいただけます。
パンテラポータブル160と250
基本スペックの違い
そしてここからは、パンテラシリーズの中でも特に人気のあるパンテラポータブルから160と250のポータブル仕様について比較を行っていきます。見た目のサイズだけでなく、明るさの違いや、充電方法など細かい違いがあります。
-サイズと重さについて-
初めにパンテラ160ポータブルとパンテラ250ポータブルのシェードサイズから。シェードサイズは商品名の数字がそのままシェードの直径となりますので、パンテラ160ポータブルは直径が16cm、パンテラ250ポータブルは直径が25cmで、約1.5倍の違いがあります。
ベース部分のサイズですが、パンテラ160ポータブルは直径10.6cm、パンテラ250ポータブルは直径15.6cmで、シェードと同じく約1.5倍の違いがあります。バッテリー部分については、パンテラ160ポータブルが厚みが約1.5cm、パンテラ250ポータブルは約0.5cmです。
高さは接地面からシェードの上端まででパンテラ160ポータブルが24.1cm、パンテラ250ポータブルが34.6cmとなります。(※写真は2Lペットボトル)
パンテラ250はポータブルではないコード付きタイプがありますが、バッテリーがない分ポータブルの方が高さが33.5cmと僅かに小さくなります。(シェード・ベース直径は同じ)
サイズに続いて重さ。パンテラ160ポータブル(オパール・ホワイトの場合)で約0.4kg、パンテラ250ポータブルで約0.9kgとなります。パンテラ160ポータブルについては、シェードの素材によって重さが異なりますので、詳細は商品ページをご確認ください。
-明るさについて-
ここからは実際に点灯した状態で比較をしていきます。パンテラ160ポータブルとパンテラ250ポータブルはどちらも調光が可能で、スイッチを押す度に0%・10%・33%・100%の明るさで切り替わります。
100%の状態
目安は半径20cm
パンテラ160ポータブルの場合、目安は半径20cm程度。手元を照らすイメージです。大きさが小さいので持ち運びもしやすく、幅広のソファの肘の上などに置いて使うこともできます。
100%の状態
目安は半径40cm
パンテラ250ポータブルの場合、目安は半径40cm程度。パンテラ160ポータブルと比べ大きさがありますが、その分照明としての明るさが欲しい場合は250がおすすめです。
雑誌見開きなら1/4ほど
読書のシーンでは、パンテラ160ポータブルの一灯使いは字は読めますが少し暗さを感じます。ダウンライトを切ってペンダントライト+パンテラ160ポータブルなどの組み合わせが良さそうです。
雑誌見開きなら半分ほど
ポータブルとはいえ、元はテーブルライトとしてサイズ設計されているパンテラ250ポータブル。しっかりとした明るさで照らしてくれます。テーブルの上にパンテラ250ポータブルを1灯だけでムードを作るのも良さそうです。
-電球と電源について-
次は使用する電球についてですが、パンテラ160ポータブルとパンテラ250ポータブルともに組込式のLED電球となります。明るさは、パンテラ160ポータブルが2.5W(2700K)、パンテラ250ポータブルが4W(2700K)となります。組込式のため電球の交換などは不要ですが、万が一点かなくなってしまった場合は、メーカーお預かりで修理を行います。
続いて電源について。まずスイッチのON/OFFですが、パンテラ160ポータブル(V3)はシェード先端のトップ・ナットでON/OFFを行います。(V2仕様はベースのボタン)パンテラ250ポータブルはベースの丸いスイッチでON/OFFを行います。調光(10・33・100%)も同じスイッチを使用します。
充電方法については、どちらも充電ケーブルで充電を行います。付属のUSBケーブル(TypeC)を使ってPCやコンセントから給電が可能です。(アダプターは付属なし)
ワイヤレス充電については、パンテラ160ポータブル、パンテラ250ポータブルどちらもワイヤレス充電には非対応となりますのでご注意ください。(2024年11月に登場したV3から非対応、V2仕様はQi規格対応となります)
パンテラ160ポータブルの差し込み口は本体下部のバッテリー部分側面にあります。
パンテラ250ポータブルの差し込み口は本体裏面にありますが、充電ケーブルを差したまま本体を自立させることが可能です。
カラーバリエーションの違い
ここまでパンテラポータブルの基本的なスペックの違いや明るさの違いについて触れてきましたが、最後にカラーラインナップの違いをご紹介します。
パンテラ160ポータブルは全13色で、光が透過するオパールシェードが6色、光を透過しないオペークシェードが5色、メタルシェードが2色からお選びいただけます。パンテラ250ポータブルは1色のみのラインナップとなります。
素材について
オパール・シェードorオペーク・シェード+カラー本体
シェード:ポリカーボネート/本体:ポリカーボネート
オパール・シェード+メタライズド本体
シェード:ポリカーボネート/本体:ABS樹脂
シェード・本体ともにメタライズド
シェード:ABS樹脂/本体:ABS樹脂
パンテラ160ポータブル(オパール系)
パンテラ160ポータブル(オペーク系)
パンテラ160ポータブル(メタル系)
パンテラ250ポータブル(オパール・ホワイトのみ)
シェードの違い
ルイスポールセンのパンテラシリーズはシェードの種類によって光り方が変わります。光の透過の有無は、お部屋の印象を大きく変えます。ご購入前にシェードの種類をご確認の上ご検討ください。
「オパール」の表記は光が透過します
「オペーク」「メタル」の表記は光が透過しません