日本から世界の定番を
世界の定番を作る。そんな想いを込めて作られた「HIROSHIMA(ヒロシマ)」
深澤直人氏が何度も工場を訪れた末に出来上がったこのHIROSHIMAを第1号に2008年よりMARUNI COLLECTION(マルニコレクション) が始動。
高い技術が求められるHIROSHIMAは、深澤氏が後にマルニ木工だから完成できた「生涯の名作」と称した1脚です。
驚くべきはその座り心地。板座(木の座面)とは思えないフィット感。
少し体制を崩してゆったりと寛いでもストレスを感じない滑らかな背あたり。
私たちも数多くの椅子に座ってきましたが、トップクラスの座り心地です。
見た目は限りなくシンプル。
そんな中に凛とした美しさを感じます。
ソファに座って背もたれを眺めると直線的な美しさを。
横から眺めても洗練された落ち着いた美しさを感じます。
手を置けばフィットする優しい曲線。
背当たりが心地よく、つい長居してしまいそうな背もたれ。
一度座ってみて欲しい。と勧めたくなる魅力があります。
一生使える家具と言われても、先の長さにピンと来ないかもしれませんが、日常に溶け込むような優しく洗練されたデザインと座りやすさを兼ね備えたHIROSHIMAなら、これから先の長い時間を一緒に過ごしたいと思えるはずです。
職人泣かせの曲線美
HIROSHIMAは平面が無いデザイン。
繊細なカーブが多い為、手作業で精度の高い成形を求められる職人泣かせのデザインは職人に「最初は作るのが嫌だった」と言わせるほど。
当初は月に40台程しか製造できない非常に難しく手間のかかるデザインを高度なプログラミングと熟練の職人技により10年かけて徐々に作業時間を短縮することに成功。
熟練度が向上するにつれ、職人たちもさっと手でなでるだけで設計図通りか確認できるようになったそうです。
この難しいデザインに立ち向かい作られたHIROSHIMAは熟練のノウハウと新しいことへのチャレンジの結晶とも言えるでしょう。
シンプルに見えますが、こだわりがギュッと詰まったHIROSHIMAには世界で選ばれる理由があります。
デザイナーと作り手
デザイナー:深澤直人
1956年山梨県生まれ。日本民藝館館長。多摩美術大学統合デザイン学科教授。
マルニ木工アートディレクター。良品計画デザインアドバイザリーボード。日本経済新聞社日経優秀製品・サービス賞審査委員。2006年ジャスパー・モリソンと共に「Super Normal」設立。2010年〜2014年にはグッドデザイン賞審査委員長を務める。
2018年、「イサム・ノグチ賞」受賞。
マルニ木工
1928年に「日本の住宅文化を高めたい」という志のもと創業。
2018年5月22日に90周年を迎える。
創業以来「工芸の工業化」をモットーに、自社開発した木工機械でクラシック家具の量産に成功するなど技術力を背景に様々な業界初を生み出し、工芸的な美しさのある家具を手の届く価格でお届けするために、職人の手仕事と機械加工のバランスを追及し、木工家具をつくり続ける。
天然木を使用した素材感と特徴
■オーク材の特徴
ドングリがなる木として親しまれているオークは、温かみのある独特の風合いを持ち、古くから家具材としても好まれてきました。
木材の切り出し方によって、力強いものや穏やかな木目など個性豊かな表情が現れます。
虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の縞模様のような銀色の木目がでることも特徴の一つです。
オーク材は濃淡の違いが出やすい木材となるため、色の濃いもの、薄いものが分かれる場合がございます。
天然木を余すことなく使用されるHIROSHIMAは木を最大限に楽しめます。色や模様も様々。2つとして無い個性を十分にお楽しみください。
木目のプレーンなものや、強く存在感のあるもの。
お好みはあると思いますが、1つ1つが木製品ならではの良さと捉えております。木目の指定ができない点は予めご了承のうえご検討ください。
※画像は一例になります。画像に掲載されていない木目や特性が現れる場合もございます。
傷防止フェルトが付属します
当店では、傷防止のためフェルトを同梱してお送りしております。お好みでお使いください。