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時計のデザインに見たインテリアオブジェ

リビングには欠かすことの出来ないウォールクロック。本来壁掛け時計であれば数字を見て正確な時間を計ると言う目的もありますが、ジョージ・ネルソンらがデザインした時計にはただ時間を計る為だけでなく、「壁を飾るインテリアオブジェ」としてこれまでの常識では考えられなかった独創的な時計がデザインさました。
ミッドセンチュリーインテリアの時計として代表的なアイテムがジョージ・ネルソンのウォールクロック。 シンプルながら遊び心が取り入れられたデザイン性の高いジョージ・ネルソンの時計は誕生から50年以上経った今でも世界中で愛され続けています。

本物を所有するということ

名作デザインの裏話

ボールクロックのデザインには諸説ある様で、ある日ネルソンのもとにバックミンスター・フラーとイサム・ノグチが訪れ一晩中時計のデザインについて語りあい、翌朝になってネルソンが落書きのように描かれていたボールクロックのデザインを発見し、デザインの最終的な仕上げをアーヴィン・ハーパーに任せたなんて話もあるそうです。結果的にはネルソンのデザイン事務所から発表されたのでネルソンクロックの代名詞として現在でも掲げられています。正確なことは全く分からず、名作のデザインの誕生秘話はネルソン、バックミンスター、イサム・ノグチ、アーヴィン・ハーパー達しか知らないですが、こんな風にデザインの誕生秘話を知っておくと愛着もわいてきます。

隠れた名デザイナー 「アーヴィン・ハーパー」

1947～63年までジョージ・ネルソンのデザインオフィスに所属しデザインディレクターを務めていたアーヴィン・ハーパー。グラフィックデザイナー、インダストリアルデザイナー、建築家、ペーパーアーティストと多岐にわたる才能を発揮していました。
中でも特に有名なのがハーマンミラー社のロゴマークをデザインしたことが知られています。商品の広告宣伝用のグラフィックを作成した他、ボールクロック、マシュマロソファなど様々なプロダクトのデザインも彼が手がけていました。