別名"タイムライフチェア"でも知られる傑作
1959年モスクワで開催された国際博覧会で、米国政府からパビリオンのデザインを任されジョージ・ネルソンが米国の工業製品を紹介する場として、イームズ夫妻にパビリオンで上映するために米国での一日を描写した内容の映画を制作するよう依頼しました。
チャールズ・イームズはタイムライフ社の会長であり、友人でもあるヘンリー・ルースに、同社が保有する膨大な写真記録をこの映画のために提供してくれるよう頼みました。ルーズ会長はこれを了承するにあたって、「イームズがいつかお返しすること」という条件を付けました。イームズはこれらの記録を使って「アメリカの生活の1コマ」と題した初のマルチスクリーンのスライドショーを制作し、大成功を収めました。
その博覧会から一年後の1960年、ルース会長はイームズに新社屋向けのチェアのデザインを依頼しました。そしてイームズ夫妻がデザインしたのが、このイームズエグゼクティブチェア、別名「タイムライフチェア」です。この際合わせてデザインされたのがイームズ ウォールナットスツールだそうです。
この椅子なしでは戦えない
チェスの名匠ボビー・フィッシャーは、ロシアの名手ボリス・スパスキーと対戦した伝説的な一戦、1972年の世界選手権に際して、イームズエグゼクティブチェアに座って対戦することを要求しました。そして対戦相手のスパスキーも、このチェアを一目見るや、自分にも同じものを提供するよう求めたと言う逸話が残されています。
細部へのこだわりの結晶
この豪華なイームズエグゼクティブチェアには、「ディテールとは些細なつまらないものではない。ディテールこそが製品をつくるのだ」という、チャールズ・イームズの信念が体現されています。
丁寧に仕上げられたレザーと同じ張り地が施されたボタン、美しい輝きを放つアルミニウムの脚部とフレーム、そしてゆったりとしたサイズ感、伝統的な高級家具に特有の磨き抜かれたディテールを含め全てが最高級の素材で作られています。
腰を下ろした瞬間からその快適性の虜になる。シートクッションには約11cm厚のクッションを使い、背もたれにも約8cm厚のクッションが付けられています。
この快適な座り心地はあの「イームズ ラウンジチェア&オットマン」に勝るとも劣りません。
当店で販売しているHermanMiller製品は、全てHermanMillerJapanより正規で仕入れております。もちろん、イームズアイテムも全てHermanMillerのオリジナル商品です。ご安心して本物をご検討ください。
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