Kchair Limited ヤマザクラ・ミズメ | インテリアショップvanilla
日本の木とKチェア
山桜/水目
【受注期間】
8月1日(金)~11月2日(日)
過去2回に渡って開催されてきた国産材を使用した限定Kチェア企画「日本の木とKチェア」。
第一弾「栓(セン)」、第二弾「楡(ニレ)」「欅(ケヤキ)」「楓(カエデ)」「栗(クリ)」が販売されましたが、今回の第三弾では「山桜(ヤマザクラ)」「水目(ミズメ)」の受注を開始します。
どちらかお好きな木材と全17種類の張地を組み合わせた、自分だけの1脚をぜひご検討ください。
希少材のため、材料が無くなり次第終了となります。
カリモクの考える「森との共存」
カリモク家具では、家具に有用とされるナラ材やクリ材といったものだけでなく、ヒノキなどの針葉樹や、丸太の末口径が25cm未満の「小径木」と呼ばれる木材など、一般的には家具づくりに不向きとされる木材も調達しています。
※これを利用した「カリモクニュースタンダード(karimoku new standard)」ブランドもございます。
同じ種類で一定の径級の木材を数多く仕入れたほうが生産性は上がりますが、それでは森の多様性を維持しながら持続的に家具を生産することはできません。
「多様な木材から家具をつくること」が、カリモクの考える「森との共存」のかたちです。
山桜(ヤマザクラ)
伐採地:秋田県・岩手県
ヤマザクラは、日本に古くから自生するバラ科サクラ属の落葉広葉樹で、その美しい木目、優れた耐久性、そして加工性の良さで古くから日本の家具用材として高く評価されてきました。単に強度があるだけでなく、使えば使うほど深まる風合いも大きな魅力です。
材は適度な硬さと粘りを併せ持ち、木目は非常に緻密で均一なため、表面は滑らかで手触りが良い仕上がりになります。
心材は淡い赤褐色から赤みを帯びた褐色をしており、これが「サクラ色」と呼ばれる独特の温かみのある色合いです。
ヤマザクラの最大の魅力は、経年変化によって深まる風合いです。使い込むほどに色が濃くなり艶が増すため、家具独自の歴史と表情が刻まれていき、まさに「育てる家具」と言える一脚となっています。
水目(ミズメ)
伐採地:岐阜県飛騨市
ミズメはカバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹で、サクラの仲間ではありませんが、その材の美しさから「ミズメザクラ」と呼ばれることもあります。樹皮に傷をつけると水のような樹液を出すことが名前の由来とされ、流通量が少なく山中に散在しているため希少価値の高い木材です。
きめ細やかな木目で、導管が狭いため、表面は非常に滑らかな手触り。心材と辺材の色差がはっきりしており、剥ぎ合わせると白、赤、白のストライプ模様になりやすいのが特徴です。また天然木特有の「トラ杢(もく)」や「縮杢(ちぢみもく)」が現れやすい傾向があります。これらの杢目は、光の当たり方や見る角度によって輝きながら浮き出て見え、非常に上品で高級感あふれる表情を見せます。
色合いは、はじめは淡いピンクのような優しい色合いですが、年数を重ねるごとに温かみと深みのある艶やかな茶褐色へと変化していきます。この美しい経年変化もミズメの大きな魅力です。
選べる張地は17種類
アームは積層材となります。
アームは材料を矧ぎ(はぎ)と呼ばれる、幅の狭い木材を重ねて、必要とする厚みにしたのちに加工をすることで、材料を無駄なく使う工法が用いられています。
これにより左右だけでなく、同じアームの中でも色味に差が生まれる場合がございます。
木目、材色の濃淡など、完全なランダムでの生産となります。各木材の個性としてお楽しみいただけますと幸いです。