美作ヒノキ×倉敷帆布 | インテリアショップvanilla
岡山県が誇る「美作ヒノキ」×「倉敷帆布」
Kチェア60周年 特別記念モデル
カリモク60を代表する「Kチェア」の60周年を記念して、2021年にカリモク60は「47都道府県・ご当地Kチェア」のアイデアを募集。
約150のKチェア愛、地元愛溢れるアイデアの中から、デザイン性・ご当地らしさなどを考慮して3つのアイデアが製品化されることとなりました。
今回の舞台は「岡山県」です。
美作ヒノキ
岡山県のヒノキの生産量は全国一を誇り、ヒノキの生産県として有名です。その中核をなすのが美作(みまさか)地域で、その歴史は江戸時代までさかのぼります。
ヒノキはきめ細かい木肌で狂いが生じにくく、虫も付きにくい特長があることから、古くから法隆寺や伊勢神宮をはじめとした神社仏閣などで、建物の寿命に直結する柱や土台といった大切な箇所に多く使われています。「桧舞台」という言葉があるように、ヒノキは高級・一流の代名詞にもなっており、神聖な木として使われてきました。
倉敷帆布
日本で流通している帆布の多くが海外製ですが、倉敷市は国産帆布の約7割を生産する日本一の帆布産地で、この地で作られた一級帆布が「倉敷帆布」と呼ばれています。
既に生産が終了している1960年代の旧式シャトル機で時間をかけてゆっくりと丁寧に織ることで、倉敷帆布独特の風合いが生まれます。このようなシャトル機で織られた帆布は、生地の端まで均一に織られた「セルヴィッジ」と呼ばれる耳ができるのが特徴です。今回の倉敷帆布には、Kチェアカバーでも採用されているバイオ加工のほかに、撥水効果のあるパールトーン加工が施されています。
60台の限定生産
ヒノキは柔らかい素材のため、各部品をより慎重に扱いながら工場でパーツが製作され、またアームの下桟はホワイトアッシュで代用することでカリモク家具の厳しい耐久試験をパスしました。帆布生地は生成りのため、汚れに気を配りながらの張り作業や扱いがこれまで以上に求められましたが、こうした工程を経て、Kチェア「美作ヒノキ×倉敷帆布」は完成しました。
生産数は1シーター、2シーターともに60台ずつ。Kチェア誕生60周年、カリモク60ブランド発足20周年を彩るスペシャルな1台に仕上げられています。