ジェルデ(Jielde) 333/303シグナルデスクランプ
機能から生まれた美しさ
昔vanilla utsunomiyaでお客様とお話をしていた時、「これいいね!コードが無くてスタイリッシュだよ!」とお言葉をいただいた事がありました。
ご本人曰く、海外のブランドとかに興味はなかったけれど、これは格好いいよ!とのこと。
技術を突き詰めていけば、結果として美にたどり着くもの。
デザイナーズに興味があるだとか、ブランドのファンだとか、そういったことも抜きにして、良いデザインというのは人を惹きつけるものなんだな・と感じたワンシーンでした。
ジェルデといえばこのモデル。333デスクランプ。
フランスで作られているジェルデ商品ですが、日本ではP.F.S.(パシフィックファニチャーサービス)がジェルデ社のランプをアジア総販売代理店として流通させており、vanillaもその正規代理店から仕入れをしています。 そしてこの333シグナルデスクランプは小さめのヘッドのサイズ感から日本では人気のモデル。かくいう私も初めてジェルデを知ったのはこのモデルから。 工業用ランプという無骨なバックグラウンドを持ちつつ、丸みのあるコロンとしたフォルムで可愛らしさもあるジェルデを代表的するモデルと言えるでしょう。
303は弟分。
この303シグナルデスクランプは「日本の室内環境で更に使いやすいタイプのものを作りたい」と考えたP.F.S.がジェルデ社に別注した商品です。
定番の333シグナルデスクランプよりもアームが1本少ない、ミニマムなモデルとなっています。
ノートPCやタブレットが主流となり、ワークスペースも省スペース化が進んでいます。日本の室内環境だけでなく、時代にも合ったジェルデ333の弟分です。
ピアノブラックの光沢は単なる工業製品とは違う高級感を感じさせます(JD333ブラック)。
ホワイトになると途端に可愛らしく見える不思議(JD303ホワイト)。
Jielde(ジェルデ)とは
1950年にフランスで生まれ、今も作り続けられているJielde(ジェルデ)ランプ。
デザイナーは創業者でもあるJean-Louis Domecq(ジャン ルイ ドメック)氏。
氏は作業用ランプが断線しやすいことに着眼し、アームを自由に動かしても断線の心配のない作業用ランプをデザイン、開発しました。
ベースから電球の付くシェードまでが細いアームで結ばれ、そのジョイント部にはJielde社が特許をもつブロンズ製の特殊な回転リングを使用。これにより、ヘッドとアームが360度回転する事ができ、断線の心配がないランプとなりました。
アームや関節部分にコードが露出しない特別なビジュアル、画期的な構造は、昔も今も職人の手によって作ら、それぞれの工程を専門の職人が丁寧に仕上げ完成させます。
長い年月を経ても変わらない構造と製法で世界中の作業用ランプのスタンダードとなり、必要にして十分な機能とデザインによって広く支持されています。
ディテール
口金E14、25ワットの白熱電球が付属します。
1950年からの歴史を刻んだロゴプレート
関節は7mmの六角レンチでナット→ボルトの順で緩めてから調整します。
ベース部の直径は16cm。
裏にはフェルトが貼り付けられています。
333、303ともにコードの中間にもロータリースイッチが付いています。
※仕様変更によりロータリースイッチが無くなりました。当店では一時仕様が混在いたします。
ご使用いただく際の注意点
関節が硬い場合は、ナット(7mm)を緩めてからボルトを調整します。また必要以上の締め付けはボルトをねじ切る恐れがありますので、決して締め過ぎにご注意ください。
また、関節部分にも電気コードが内蔵されている都合上、過度に動かすと断線の遅れがございますので、ご注意ください。
※レンチは商品には付属致しません。予めご了承下さい。
Jieldeの製品特性について
Jielde(ジェルデ)の照明は部品の鋳造から塗装まで全工程を職人が手作業で制作しております。
そのため、塗装の塗りムラや小さなキズ、小さな欠け落ちなどが見られる場合がございますが、工業用ランプという商品の特性上、これらに関しては不良品扱いにはなりません。ご理解いただいた上でご注文ください。