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イームズシェルチェアの選び方

イームズ シェルチェアとは?

イームズシェルチェアとは、1950年代にチャールズ & レイ・イームズがデザインした大衆家具のこと。現在市場にはヴィンテージと呼ばれる当時の個体のほかに、ハーマンミラー社が製造、販売をしているオリジナルの”現行”シェルチェアが存在。またこれとは別に、人気のバロメーターでもあるかのように多くの中国製レプリカも存在します。※オリジナルとレプリカの違いについてはコチラ
さらに現行シェルチェアには様々なバリエーションが存在するため、今回はその中でもシェルの素材別にご紹介します。
本物のイームズ家具でイームズのデザイン体験を!

現行シェルチェアの歴史

1990年   FRP製シェルチェア(ヴィンテージ)生産終了。 ※日本では2000年1月に販売終了
1998年   Vitra(ヴィトラ)社がポリプロピレンを用いてシェルチェアを復刻。
2000年   インターオフィスが日本でヴィトラ社製シェルチェアの独占販売を行う。
2004年5月 ハーマンミラーがアジア圏でのイームズアイテムの販売権を獲得。ヴィトラ社製シェルチェアの販売を開始。
2009年5月 以前の一体型グライズから現在の2ピース式に変更。
2010年8月 ダウェルベースの仕様変更。変更前の物よりライトカラーになる。
2010年9月 ハーマンミラー社がシェルチェアの製造を再開。2011年の完全移行まで、ヴィトラ社製のシェルチェアにハーマンミラー社製のベースが取り付けられた個体が混在。
2011年7月 ハーマンミラー社製造のアメリカ製シェルチェアに完全移行。
2013年5月 ウッドシェルチェア発売。
2014年10月 環境問題をクリアした新しいファイバーグラスシェルチェアが販売。

※長い期間製造されていたヴィンテージシェルチェアには年代別の特徴があり、それぞれの特徴から大きく分けて1st、2nd、3rdと分けられます。
※ヴィンテージの詳細はコチラ

素材の特徴

ポリプロピレンは表面には凹凸が付けられマットな質感が特徴。ファイバーグラスはプラスチックをガラス繊維で強化した素材で、表面に繊維が見えます。プライウッドは木材を薄く桂剥きのようにした材料を何層にも組み合わせた素材のため、木の種類によって大きく印象がことなります。また、天然木という性質上、個体差も大きい事が特徴として挙げられます。

価格差

価格はウッドシェルチェア>ファイバーグラスシェルチェア>ポリプロピレンとなっています。
素材、工程などの違いがここで大きく出てきます。

バリエーション

イームズシェルチェアにはシェル(座面)の素材の他に、座面の形、ベースの形といったバリエーションが存在します。

シェルの形。肘掛けが無い方がサイドシェルチェア、肘掛けがある方がアームシェルチェアです。※ウッドシェルチェアにアームシェルの設定はありません。


キャッツクレイドルベース、キャスターベースといった廃盤になってしまったベースもありますが、ここでは現在まで作られているタイプを紹介します。


イームズシェルチェアDSR、DSW、DSX

【エッフェルベース】
DSR、DAR、DFSR、DFAR、DWSRのベース。エッフェル塔のような見た目で、現在では1番ポピュラーなベースです。

【ダウェルレッグベース】
DSW、DAW、DFSW、DFAW、DWSWのベース。木製の脚部が特徴です。木の耐久性がプラスされる事でエッフェルベースよりもシンプルな足回りです。その外見から木製家具との相性が良いです。

【4レッグベース】
DSX、DAX、DFSX、DFAX、DWSXのベース。数種類あるベースの中で、1番シンプルな形状。元々はX型をしていましたが、強度改善のためH型に変更になりました。DSX、DAXの「X」はその名残です。


イームズシェルチェアDSS、DSHCX、RAR

【スタッキングベース】
DSSのベース。公共施設などで使われる、重ねて収納(スタッキング)ができるベース。横にフックがあるので連結もできます。フォルム上アームシェルには使えないベースです。

【カウンター/バーハイトベース】
DSHCX、DSHBXのベース。2015年に追加となったイームズシェルチェアのハイスツール用ベース。乗り降りの観点からアームシェルには対応していません。

【ロッカーベース】
RAR、RFARといった現行モデルではアームシェルのみの設定となります。ほとんどはアームシェルチェアに使われますが、ヴィンテージではサイドシェルに付けることもできます。


プラスチック製、ファイバーグラス製のイームズシェルチェアに張り地を施したアプホルスター(布貼り)モデル。張り地、エッジ、ベースと組合せを自分で選べるセミオーダータイプのシェルチェアなので、自分だけの特別な1脚をお選びいただけます。


マウント

シェル素材の次に大きく異なるのがマウント。 シェル(座面)とベースを繋ぐ要とも言える部分ですが、ポリプロピレンはシェルと一体型、ファイバーグラスはゴム製マウントを接着、ウッドシェルチェアは合板の削り出しを接着と三者三様の形態がとられています。

特筆すべきはファイバーグラスシェルチェアのマウント。ヴィンテージ同様にゴム製ですが、復刻にあたり進化があり、前後で直径が異なります。前後のマウントにどんな力が加わるのかを考慮しています。さらに、後ろ側のマウントには角度がついており、これも引っぱられる力による剥がれ対策と思われます。シェル側のマウントの貼付け部が隆起しているのもこれまでにない仕様です。
単に初期の見た目に合わせただけでなく、様々な問題を解決した新しい仕様は、ハーマンミラーのコンセプトである「問題を解決するためのデザイン」を象徴しているかのようです。


ベース

現在ポリプロピレン、ファイバーグラス、ウッドシェルチェアのベースはハーマンミラー社製のものに統一されています。ヴィンテージの場合、オリジナルのベースは非常に少なく、国産のレプリカを付けるのが一般的です。稀に当時のベースもありますが、劣化がひどく座ることをためらうようなものがほとんど。全ての現行モデルには5年間のメーカー保証が付きますので安心して普段使いができるのが大きなメリットです。

エンボス

本物かどうかを一目で伝えてくれるシェル裏側のエンボスロゴ。
左からハーマンミラーのロゴ、イームズオフィスのロゴ、チャールズイームズのサイン。成型時に型押しができるポリプロピレンとファイバーグラスは凹凸で表現されています。プライウッドに関しては同じロゴがデザインされたプレートが貼付けられています。

フォルム

大きな違いの1つにシェルのフォルムがあります。 ファイバーグラスシェルチェアはヴィンテージに近いフォルムで、現行よりも反りが深いのが特徴です。プライウッドは素材の性質上、エッジが他2種に比べて厚みがあります。

ポリプロピレンに比較するとファイバーグラスとプライウッドの座面の最大幅が2cmほど広くなっています。座面はそれぞれ素材の特性に合わせたカーブを描いていますが、座り心地に関しては好みの問題になると思います。


1998年からハーマンミラー製品の販売をスタートしたVANILLAは、正規販売店の中でも老舗に位置します。
お客様のニーズにお応えするため様々なサービスを行っており、役立つ情報や付加価値を生み出すことをモットーにしています。

出荷台数が物語る販売実績


VANILLAは世界各国のハーマンミラー優良販売店のみが選ばれる「Dealer Sales Performance Award」を6度受賞しております。
その証として贈られるこのクリスタルキューブはハーマンミラー正規販売店の何よりの証です。受賞社名が刻印されており、重みのある貴重な賞となります。

出荷台数が物語る販売実績

20年近くの販売経験から、当店ではイームズやハーマンミラーに特化したコンテンツを揃えております。 これからイームズ、ハーマンミラー、ミッドセンチュリーといったインテリアコンテンツを詳しく知りたいという方は、ぜひ当店のコンテンツをご覧ください。

他店には存在しないオリジナルグッズ


ヴィンテージショップ「soso」


2009年、LAのイームズハウス訪問を期にイームズデザインのアーカイブとしてsosoを立ち上げました。ここではイームズのルーツに触れ、本物のイームズアイテムで味わうデザイン体験が可能です。
sosoはこちら

イームズチェアとの出会いはインテリア雑誌に掲載されていた小さなミニチュアでした。イームズデザインの虜となり1998年にVANILLAを創業、ヴィンテージを中心に取り扱ってきました。2000年ごろからイームズチェアもポリプロピレン製にシフトし、ヴィンテージアイテムも年々入手が困難になって来ていた中で、ハーマンミラーも当時の精神を忘れずに、次々とイームズデザインを復刻、現在ではほとんどのイームズデザインが入手できるようになりました。中でもファイバーシェルチェアの復刻は驚きでした。道具としての耐久性とヴィンテージ感の味わいを兼ね揃えたこの椅子は多くのファンを永遠に魅了する事でしょう!VANILLAはこれからもイームズをこよなく愛し続けて参ります。

イームズシェルチェアユーザーのお部屋

イームズユーザーのお部屋


VANILLA的結論

ヴィンテージにしかない「経過した歳月が放つ雰囲気」。
長年オーナーの手で育てられてきた雰囲気は新品では再現することはできません。ヴィンテージに関してはその雰囲気を求めて出会いを待つのも楽しみのひとつかもしれません。

しかし仮に故障、破損した場合、ヴィンテージにもパーツは存在しますが、年数が経つにつれ数も少なくなって、相場も高くなってきています。
その点現行モデルであれば、パーツがメーカーで製造されており、5年間の保証が受けられるというメリットがありますので、これからイームズアイテムのユーザーになられる方には安心出来るポイントだと思います。

「ヴィンテージのスタイルが好きだけど、新品で買って長く使っていきたい」と思われる方には現行モデルのファイバーグラス。
素材というよりイームズシェルチェアという椅子が好き、コストを抑えたいといった場合はポリプロピレン。
個性が強く、より経年変化を愉しみたい方はプライウッド。

もしシェルチェアの素材の部分で迷われているのであれば、ご自分のスタイルを確認すれば、おのずとどれを選べば良いかも決まってくるはずです。
どの素材のシェルチェアを選んでも「ハーマンミラー社が作る”本物”のイームズ シェルチェア」というブランドは変わりません。

より自分に合ったチェア探しを、VANILLAはお手伝いいたします。