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そもそもアーロンチェアリマスタードとは?

ワークチェアの常識を変えた名作、アーロンチェアが誕生してから23年。アーロンチェアの生みの親であるドン・チャドウィックの手により、21世紀の働く環境に合わせてアーロンチェアは進化を遂げ、アーロンチェアリマスタードが誕生。既存の販売モデルはクラシックアーロンチェアと呼ばれるようになり、新作モデル=アーロンチェアリマスタード、既存モデル=クラシックアーロンチェアと明確に分けられるようになりました。
今回VANILLAではアーロンチェアリマスタードとクラシックアーロンチェアがどのように異なるのか、徹底的に比較してみました!

1.現代に合わせてりマスターされたサイズ感

アーロンチェア リマスタード/クラシック 高さ比較

アーロンチェアリマスタード、クラシックともにBサイズで比較。どちらもシートハイ(座面高)を最も低くし、アームは最も高い位置に固定しました。
リマスタード  全高93.0〜104.5cm/座面高40.5〜52.0cm
クラシックアーロンチェア  全高91.0〜105.5cm/座面高41.5〜56.0cm
リマスタードの方がほんの少し高くなっていますが、これは昇降をコントロールするガス圧シリンダが変更されたことによるものと思われます。

2.進化したポスチャーフィット機能

アーロンチェア リマスタード/クラシック ポスチャーフィット比較

ポスチャーフィットはクラシッククラシックアーロンチェアでは主に仙骨(Sacrum)をサポートするパッドでしたが、リマスタードでは「ポスチャーフィットSL」と名を改め、仙骨と腰椎(Lumbar)まで、より縦方向にサポート範囲が広がりました。SLとはこのSacrum とLumbarの頭文字を取って付けられています。背骨に沿ってサポートができれば良いため、従来のパッドよりも細くスタイリッシュな形状に変化しました。
そしてアーロンチェアリマスタードになり調整ノブがポスチャーフィット本体横に取り付けられ、より直感的に調整場所に手を伸ばしやすなりました

3.新設計の張り地が生み出す極上の座り心地

アーロンチェア リマスタード/クラシック ペリクル比較

ペリクル(張り地)はクラシックアーロンチェアではクラシックカーボン/タキシードブルーブラック/ウェイブプラチナ /クラシックジンク/タキシードホワイトゴールドの6種類がメインラインナップですが、リマスタードでは編み込みのパターンを共通化、フレームカラーに合わせてグラファイト/カーボン/ミネラルの3種に厳選されています。
今回の検証にはリマスタードがグラファイト、クラシックがクラシックカーボンの仕様を使いましたが、クラシックのストライプパターンに対し、リマスタードでは網目が細かく均一となっています。

アーロンチェア リマスタード 8Zペリクル

アーロンチェアリマスタードの1番の特徴でもあるペリクルは「8Zペリクル」と呼ばれ、テンションを横方向に背中を4つ、座面を4つの計8つのゾーン(zone)に横割りされ、負荷がかかる場所に合わせて張りの強度が変えられています。
最も柔らかいゾーンはソフトゾーンと呼ばれ、背もたれでは肩甲骨周りの筋肉の動きを阻害しないように、座面では骨盤が沈み込むような張りの強さに設定されています。
安定させるゾーンはスタビライズゾーンと呼ばれ、ソフトゾーンより一段テンションが強く、背もたれでは腰を包み込んで安定させ、座面ではソフトゾーンで骨盤が沈み込むため、座面奥に向かって傾斜が付き、座ったときに安定します。
最も硬いゾーンは背もたれでは骨盤部分を硬くすることで仙骨をサポート、座面は先端の張りを硬くして着座時の姿勢を安定させます。

アーロンチェア クラシック バナナクッション

一方クラシックアーロンチェアはペリクルの張りの強さが均一なため座面先端下にバナナ型のクッションを挟みフレームに腿裏が当たらないようにサポートしています。ちなみにこのクッションはヘタってきてしまっても後々交換することが可能です。

4.よりスマートになった機能調節のレバーとノブのデザイン

アーロンチェア リマスタード/クラシック レバー類の比較 右側

着座時の座面右側に上下昇降レバー、リクライニングの硬さ変更のノブと、クラシックアーロンの場合ポスチャーフィットの調整ノブがあります。
アーロンチェアリマスタードの場合ポスチャーフィット本体横にあり、さらに上下昇降レバーは本体フレームに沿った形状をしているため、正面から見た際レバーが横にはみ出さずスッキリとしたシルエットになっています。
リクライニングの硬さ調整は、どちらも同じく+〜-と書かれたノブを回転させる方法をとりますが、クラシックアーロンチェアが最大で約50回程度の回転で調整していたのに対し、アーロンチェア リマスタードでは回転数を14回程に抑えたことで、調整が容易になっています。

アーロンチェア リマスタード/クラシック レバー類の比較 左側

左側は前傾チルトのON/OFF、リクライニングの範囲指定という操作内容に変更はありませんでしたが、ビジュアルは大きく変わりました。クラシックアーロンチェアは2本のレバーが横に出ており、前のレバーで前傾チルト、後ろのレバーでリクライニング範囲設定します。対してリマスタードは1本のレバーにノブとダイヤルがついており、ここで操作を行います。

アーロンチェア リマスタードリクライニング範囲レバー

ダイヤルは外側のノブが前傾チルト、内側のダイヤルがリクライニングの範囲指定に当てられています。リクライニングの範囲は前傾チルトがONの状態も含めると4段階の設定が可能です。横から見た際に前方向にダイヤルを回せばリクライニング範囲が狭くなり、後方に回せば範囲が広くなります。実際に座った際の体の傾きと合わせているため、クラシックアーロンチェアよりも直感的な操作が可能になっています。

5.ワークスタイルを考え抜いた理想的なアーム

アーロンチェア リマスタード/クラシック アーム水平方向の可動範囲 右側

アーロンチェアはリマスタード、クラシックどちらも上下昇降に加えて水平方向の角度調整ができます。クラシックは 内、中、外の3段階で遊びが大きく、リマスタードは細かく8段階に調整が可能です。
※画像の軌跡は合成です。

アーロンチェア リマスタード/クラシック アーム水平方向の可動範囲 右側

アームパッドの質感にも変化が。写真のように一点に力をかけると分かりやすいのですが、クラシックには少し固めの弾力を感じ、リマスタードはモッチリとした柔らかさを感じます。肘を置いた際にもこの違いは感じられると思います。

アーロンチェア リマスタード/クラシック アーム水平方向の可動範囲 右側

さらにアーロンチェアリマスタードでは5.5cm程アームを前後方向にスライドさせられるようになり、アームがデスクに当たってしまう場合にも対応できるようになりました。
※画像の軌跡は合成です。

6.シャープでスマートな印象にリマスターされたベース

アーロンチェア リマスタード/クラシック アーム水平方向の可動範囲 右側

アーロンチェアリマスタードのベースにはガラス繊維入りナイロンが使われており、断面がT字型の構造で強度は残しつつも軽量になり、クラシックに比べるとシャープな印象に。クラシックアーロンチェアではアルミの上に車のエンジンの塗装にも使われるリンクル塗装と呼ばれる表面がザラザラとした質感の耐久性の高い塗装方法が用いられています。

まとめ

今回の検証で改めてアーロンチェアリマスタードが高機能チェアの代名詞とも言える「アーロンチェア」というアイコンを崩さず、後発のエンボディチェアやセイルチェアで培った新しい技術も取り入れて、現代的に新たに生まれたのだなと実感しました。

肝心の座り心地と操作性については格段にアップ。クラシックアーロンチェアを知っている人も、これからアーロンチェア自体を知る人のどちらも使いやすいようになったのではないでしょうか。

とはいえ、もちろんクラシックアーロンチェアを否定するわけではありません。なにしろこれまで「アーロンチェア」といえばこちらのモデルを指していたのですから。VANILLAが現在出せる結論としては、「最新型が好き」「クラシックアーロンチェアから乗り換えたい」という方はアーロンチェア リマスタードを、「初期モデルという今後の希少性」「アーロンチェアといえばこの形」「メカニカルな見た目が好き」という方はクラシックアーロンチェアを選ばれると良いように思います。

またアーロンチェアを語る際、よく車のシート調整の話が挙がります。思い出して欲しいのですが、運転をする前にシートの高さ、角度、ハンドルの位置やミラーの角度を調整しますよね?アーロンチェアもそれと同じです。
車はちゃんとした姿勢をしないと事故に繋がりますし、デスクワークだって正しい姿勢で行わなければ腰痛等の病気は待った無しですから。

ワークチェアというのは1日の使用時間としても、年月的にも長く使っていくものです。
当店がご用意した今回のような情報を目にし、さらに試座をされ、よく悩まれた上で検討されると良いと思います。
悩んだ時間の分だけ必ず効果と満足感が得られるはずですから。